『X-MEN』新世代ミュータントに注目!
今週のクローズアップ
『X-MEN』シリーズの最新作『X-MEN:アポカリプス』が8月11日より日本で公開されます。今作ではなんと、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で一躍その名を知らしめたオスカー・アイザックが悪役アポカリプスとして登場! そして、初期3部作で活躍していたジーン・グレイ、サイクロップス、ストームなどの青年期役には、若手俳優たちが大抜てきされており、ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマンや、ミスティーク役のジェニファー・ローレンスのように、本シリーズをきっかけにハリウッドスターの仲間入りを果たしそうな予感。ミュータントになってしまうとわかりにくい素顔も含め、最新作の予習として注目の新世代ミュータントをご紹介します!(編集部・石神恵美子)
まずは今作のストーリー
今作の舞台は1983年。ミュータントの始祖アポカリプスが突如、数千年の眠りから目覚める。人間の文明が誤った方向に発展してしまったと感じたアポカリプスは、マグニートーら4人のミュータントを“黙示録の四騎士”として配下に置き、世界を再構築しようともくろむ。それを阻止するためにプロフェッサーXらX-MENが立ち向かっていく。
ヒュー・ジャックマンがウルヴァリンで成功したのは、俺のおかげ。そう言い切るのは本作でもメガホンを取るブライアン・シンガー監督。昨年、来日した際にキャスティングが大の得意だと語っていたシンガー監督は、今作でもその肥えた目で若手俳優たちを続々とキャスティング。特に、ジェームズ・マカヴォイ演じるプロフェッサーX勢に加わるジーン・グレイ、サイクロップス、ナイトクローラーの若き日を演じる俳優陣が素晴らしいです。
新世代ミュータントはほぼ同い年!
ジェニファー・ローレンス超えもあり!? ジーン・グレイ役ソフィー・ターナー(20)
なんといっても一推しなのが、初期3部作ではファムケ・ヤンセンが演じていたジーン・グレイの若き日を演じるソフィー・ターナー。テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シリーズのサンサ役でブレイクし、すでに海外ドラマファンの間では知られた存在ですが、今作ではクロエ・グレース・モレッツやエル・ファニング、ヘイリー・スタインフェルドなどの人気若手女優陣が候補に挙がっていると報じられていた中で、最終的に同役を射止めた強者。
テレパシーとサイコキネシス(念動力)を操るジーン・グレイはその能力ゆえに、エグゼビア・スクールでプロフェッサーXのアシスタント的な役割を担っていきます。そのため、主演であるジェームズ・マカヴォイとの絡みが多いのですが、その存在感はまったく引けを取らず、持ち前の美貌もあって、スクリーン映えがすごいです。過去には、ジェシカ・アルバ、サミュエル・L・ジャクソンと共演のアクションコメディー映画『ベアリー・リーサル』(2015)などに出演。
今後は、テレビシリーズ「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」などで知られるジャック・ヒューストンと共演するアンソロジー映画『ベルリン、アイ・ラブ・ユー(原題) / Berlin, I Love You』への出演が決まっています。
ブレイク必至の実力派! サイクロップス役タイ・シェリダン(19)
そしてソフィー演じるジーン・グレイと惹かれ合うサイクロップス役のタイ・シェリダンはハリウッドきっての若手注目株。日本ではまだまだ知られていないタイですが、『ツリー・オブ・ライフ』(2011)でブラッド・ピットとジェシカ・チャステインの息子役で子役として映画デビューを果たし、その後もマシュー・マコノヒー主演の青春ドラマ『MUD マッド』(2012)に出演、ニコラス・ケイジと共演した『グランド・ジョー』(2013)では、第70回ベネチア国際映画祭マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞するなど、すでに実力派として頭角を現しています。
本作では、オプティック・ブラストという破壊力抜群の光線を目から発射するサイクロップス役であるため、劇中では光線を出すか、サングラスをかけっぱなしですが……。それでも、ソフィーとともに新世代ミュータントの名にふさわしいフレッシュさを『X-MEN』シリーズに持ち込んでくれています。(ちなみにこれまでサイクロップスを演じていたのはジェームズ・マースデン)
タイの出演作は今年日本で公開されたものだけでも、シャーリーズ・セロン、クロエ・グレース・モレッツと共演した『ダーク・プレイス』、ジョン・トラヴォルタの息子役を務めた『THE FORGER 天才贋作画家 最後のミッション』があり、今後は『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロを主人公にしたスピンオフ作品で主役に決まっているオールデン・エアエンライクとともに主演を務める、イラク戦争がテーマの映画『ザ・イエロー・バーズ(原題) / The Yellow Birds』や、スティーヴン・スピルバーグ監督がアーネスト・クラインのベストセラー小説「ゲームウォーズ」を映画化するSF大作『レディ・プレイヤー・ワン(原題) / Ready Player One』の主人公にも決まっており、日本でブレイクするのも時間の問題と言えそうです。
青くなっても独特な存在感! ナイトクローラー役コディ・スミット=マクフィー(20)
これまで『チョコレートドーナツ』(2012)のアラン・カミングが演じていたナイトクローラーの青年期を演じるのは、『ザ・ロード』(2009)などのコディ・スミット=マクフィー。『モールス』(2010)でクロエ・グレース・モレッツの相手役を務め、存在を知られるようになったコディですが、今ではすっかり少年から青年の顔に。
しかし、独特な空気感は健在で、ミスティークに助けられエグゼビア・スクールにやってくる、温和でやや臆病な性格のナイトクローラーを見事に演じています。青い皮膚にトゲのある尾を持ち、ミスティークやビーストと違ってずっと青いまま。色白で中性的な顔立ちのコディの素顔が拝めないのはやや残念ですが、劇中では接触している相手とともに瞬間移動できる能力で結構活躍します。
SFアクション超大作のリブート版『猿の惑星:新世紀(ライジング)』(2014)や、イスラエルの鬼才アリ・フォルマン監督作『コングレス未来学会議』(2013)などに出演、今後の出演予定作には、『ザ・ウォーカー』(2010)のアルバート・ヒューズ監督が手掛ける最終氷河期を舞台にした『ザ・ソリュートリアン(原題) / The Solutrean』が控えています。
突如現れた学園のアイドル!? ジュビリー役ラナ・コンドル(19)
本作で長編映画デビューを果たす新人女優のラナ・コンドル。出演が決定した際にはそのかわいらしさと、本当に無名の存在だったため情報のなさでも話題になりました。ベトナム生まれのラナは、生後4か月で現在の両親に養女として迎え入れられ、アメリカでの生活をスタート。幼少期からバレエを習い、両親の勧めによって高校1年生で演技のクラスにも参加するようになり、高校最後の年にオーディションを受け今作への出演が決まったそうです。
原作でも印象的な黄色のジャケットで笑顔を振りまくラナふんするジュビリー。戦うミュータントとして活躍するよりも、前述のジーン・グレイ、サイクロップス、ナイトクローラーたちとの愉快な学生生活を盛り上げる役に徹しているので、出演シーンはわずかですが、4人のやりとりがあまりにもかわいらしく、学校生活のシーンをもっと観たいと思わせてくれます。
次回作には、マーク・ウォールバーグ、ミシェル・モナハン、J・K・シモンズ、ケヴィン・ベーコンらが出演し、2013年に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件を描く話題作『ペイトリオッツ・デイ(原題) / Patriots Day』が決まっており、今後ますますの活躍に期待がかかります。
そんな新世代ミュータントは、ジェームズ・マカヴォイ、ジェニファー・ローレンス、ニコラス・ホルトらおなじみの面々と相性抜群!
キャストたちがそろってシェアした動画からもそれが伝わってきます~。それにしても、このはっちゃけぶり……!