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素顔も本名も謎のGReeeeNのメンバーに扮した初々しい21歳!

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『キセキ -あの日のソビト-』杉野遥亮【第107回:イケメン調査隊】

キセキ

インタビュー INTERVIEW

キセキ
映画出演は『キセキ -あの日のソビト-』が初!

Q:本格的なお芝居が映画『キセキ -あの日のソビト-』が初めてだったそうですが、出演が決まったとき、どう思われましたか?

お芝居自体ほとんど経験がありませんでしたし、映画への出演も初めてでしたから、うれしい気持ちでいっぱいになりました。しかもGReeeeNさんの曲「キセキ」にまつわる物語だとうかがって、胸がいっぱいになりました。もともとずっとファンだったんです。中学・高校と、青春時代のほとんどをGReeeeNさんの曲を聴いて過ごしました。

Q:初めての映画の撮影現場はいかがでしたか?

この仕事を始める前はこれほどお芝居が難しいものとは思ってもなくて。それで実際にやってみると、アドリブなども苦労しました。キャラクターをどうつくるか? 撮影に向けて気持ちをどうつくるか? 難しいと感じることばかりでした。

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キセキ
映画『キセキ -あの日のソビト-』より

Q:お芝居のとき、緊張はしませんでしたか?

とても自然に入れたんですよね。ヒデを演じる菅田(将暉)さんがリーダー的立ち位置でグリーンボーイズのメンバーを引っ張ってくれましたから。監督が現場でつくる雰囲気も柔らかく、それが自分に合っていて、ヘンな緊張や気負いを感じることはありませんでした。さすがに初日の最初のカットは、ああもう、どうすればいいんだろう!? というほど緊張しましたけど。

Q:菅田将暉さん、松坂桃李さんとの共演はいかがでしたか?

菅田さんとは別の場所でお会いしたことがあったのですが、そのときとまた印象が違っていました。現場ではいつでもリーダー然としていて、話をしていても、みんなに話題をふってくれたりしました。それも役づくりの一環なんだなと思ったとき、やっぱりすごいなと。またジンを演じる松坂さんは、感情をあらわにするシーンを見学したのですが、気持ちが入っているのが伝わってきて、リアルで本当にすごかったです。ヒデとジンは兄弟の役ですが、映画のなかで二人の関係性は難しかったと思うんです。それをお二人はお芝居以外のところでも自然に体現され、それがそのまま画面に表れていました。

キセキ
もう一度現場に戻りたい!

Q:そうした先輩の演技を見て、いかがでした?

足りないことだらけで……撮影当時は演じることや歌うことにいっぱいいっぱいでした。その後で他の現場を経験させてもらうにつれ、あのとき吸収できなかったことがたくさんあるなと気づいて。今もう一度『キセキ』の現場に戻ってみたいです。今なら、あのときに感じられなかったことも見えてくるんじゃないかと思って。

Q:完成した映画を観た感想は?

菅田さんや松坂さんはとても自然に演じられているのに、画面に映る自分を観て……目を隠したくなりました(笑)。2回観ましたが、全然客観的になれません。こうすればよかったああすればよかったと、反省することばかりでした。

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一問一答 PRIVATE

キセキ
儚そうな、守ってあげたくなるような子が好き

Q:好きな映画は?

もともとあまり映画を観ないタイプでしたが、お芝居をするようになってから、今までなら観なかったような映画も観るようになりました。最近だと『怒り』を観ました。終わったあと映画に引きずられて気持ちが沈んだのですが、そういう映画を面白いと思えるようになった自分がちょっとうれしくもあります。同じ李相日監督の『悪人』も観ました。それとは関係ありませんが、『君の名は。』も映像がキレイで面白かったです。

Q:好きな女性のタイプは?

儚そうな、守ってあげたくなるような子が好きです。あと年上の女性だと、クールな方も好きですね。

Q:年上の場合と、同じ年や年下とでは、女の子に求めるものが違うのでしょうか?

なんでしょう……年上の人には甘えたいという気持ちがあるのかも。そうでない場合、例えばクラスの中に一人でぽつんとお弁当を食べている女の子を見かけると、一緒にご飯を食べてあげたいなって思っちゃうんですよね。僕が守ってあげたいなと……それって惹かれる瞬間とは違うのかもしれませんけど。一人でさみしくないかな? と思って実際に声をかけたりしますが、迷惑だったかもしれないですね(笑)。

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好きな人に2度告白したことも

Q:好きな人ができたら、自分から告白するタイプですか?

たぶん自分から告白します。一目惚れより、時間をかけて好きになることが多いです。

Q:兄弟は?

弟がいます。そう言うと、「意外!」という反応をよくされます(笑)。

Q:フラれたことはありますか?

あります。ずっと好きで、アプローチをしていたのですが2度目に告白したときに「タイプじゃない」ってフラれました。

Q:自分の性格を自己分析すると?

八方美人……とは違うのかなあ。でも周りの空気を読むところがあります。何人かで話していて、「この人、つまらなさそうな顔をしているな」と思うと、ついその人に話しかけたりしますね。やはり一人でいる人を見ると、ほっとけないみたいですね(笑)。

Q:もし1週間の休みがあったら?

一人旅へ行きたいです、一度もしたことがないですけど。今は寒いので南の方、沖縄なんていいですね。まず街を散策して、夕日の写真を撮ります。キレイな景色を眺めるのが好きなんです。高校生のころから夕日を見るとストレスがどこかにいって、リラックスできる。この風景を残しておきたいなと思ってから、写真を撮るようになりました。写真を撮るのは好きですね。

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一人でいる人を見ると、ほっとけない

Q:俳優という仕事は好きですか?

この世界に入る前は大学へ通い、サークルもやらず、バイトをして、家に帰るという普通の毎日でした。それで俳優という仕事と出会ったとき、「楽しいことが見つかった!」という感じで。今はとても充実しています。

Q:俳優としての野望は?

まずはたくさんの現場を経験させていただき、いろいろな作品に出会いたいです。その現場を経て大きく成長できるような作品に出られるようになりたい。そのためにはどんなジャンルの作品にも出られる、どんな役にもハマれる俳優にならないと。それで今は関わらせていただいた現場で見たり聞いたりしたことをしっかりと吸収することが大事だろうと思います。

Q:俳優としての理想像は?

「この役は杉野」という強みがあったらいいなと。一つでいいので、誰にも負けない強みを持ち、いろいろな意味で人を魅了できる俳優さんになるのが目標です。

取材・文:浅見祥子 写真:高野広美
ヘアメイク:清水深優 スタイリスト:伊藤省吾(sitor)

映画『キセキ -あの日のソビト-』は1月28日より全国公開

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