コリン・ファース、オスカー・ワイルドの小説の映画化作品へ出演
大ヒットミュージカルを映画化した映画『マンマ・ミーア!』の公開が楽しみなコリン・ファースが、オスカー・ワイルドの「ドリアン・グレイの肖像」の映画化作品へ出演するとハリウッド・レポーター紙が伝えた。映画のタイトルは『ドリアン・グレイ』(原題)で、ファースは主人公を惑わす快楽主義のヘンリー・ウォットン卿を演じる。ストーリーは、美ぼうの青年モデルであるドリアンはヘンリー卿に感化され背徳におぼれていくが、彼が悪徳を重ねれば重ねるほどその分だけドリアンの肖像画が醜くなっていく幻想的な怪奇物語だ。主人公のドリアン役には映画『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』でカスピアン王子を演じたベン・バーンズがふんし、監督は映画『理想の結婚』のオリヴァー・パーカーがあたる。
小説「ドリアン・グレイの肖像」は、これまでに1945年と1970年の2回映画化されている。1970年度版の映画『ドリアン・グレイ 美しき肖像』では、美形のヘルムート・バーガーが主人公を演じ、原作通りの退廃的な美しさを醸し出していた。