アンジェリーナ・ジョリーの実父が審査員長!最終日には審査員同士のケンカが起こる!?
第21回東京国際映画祭
20日、第21回東京国際映画祭が開催中の六本木ヒルズで「コンペティション部門 審査員記者会見」が行われ、審査員長のジョン・ヴォイト、映画プロデューサーのマイケル・グラスコフ、フォ・ジェンチイ監督、撮影監督のセザール・シャローン、女優の檀ふみ、脚本家の高田宏治が出席し、審査員を務める6人全員が一堂に会した。
ジョンといえばアカデミー賞主演男優賞を受賞したこともあるハリウッド屈指の演技派俳優。最近では映画『トロピック・サンダー/史上最低の作戦』に本人役で出演しているほか、何といってもアンジェリーナ・ジョリーの実父として広く知られた存在だ。「映画を作るということは、スタッフとキャストが一丸となって、すべてを出し切る作業」と語るジョンは、映画製作の苦労を知り尽くしたベテランだけに、審査員という立場で映画をジャッジすることに重い責任も感じている様子だったが、「せっかくの機会なので、今回は審査員全員が一丸となって、審査をエンジョイしたい」と抱負を語った。
そんなジョンの堂々とした存在感に対して、審査を務める檀は「ヴォイトさんは素晴らしいボス。審査員全員がいいファミリーになれるはず」とコメント。今回6人の審査員は、映画祭最終日の審査会まで、お互いにコンペ作品の感想は話さないというルールを作ったようで、脚本家の高田は「最終日になって、ケンカになるかもしれませんが(笑)」と冗談ぽく波乱の展開を予言していた。
今年のコンペティション部門には、日本映画2本を含めた15タイトルがエントリーしており、映画祭最終日にあたる26日に東京サクラグランプリをはじめ各賞が発表される。