レニー・ゼルウィガーが極寒のミネソタで撮影した新作映画について語る
映画『シカゴ』や『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズのレニー・ゼルウィガーと、ミュージシャンであり俳優としても活躍するハリー・コニック・Jrが、新作映画『ニュー・イン・タウン』(原題)について語ってくれた。本作は、ミネソタにある製造工場を管理するために転勤させられ有能なコンサルタントが、工場閉鎖を迫る上層部と闘うストーリー・
ミネソタでの撮影についてレニーは「いい意味で勉強になったくらい面白いところよ。あんなに寒かったのは初めてだったから、寒い場所でも対応できる能力は養えたわ(笑)」と語り、一方のハリーは「冷気が体から抜けないんだ! あの町で暮らしている人たちは、本当にすごいよ! だって実際考えてみてよ。あのような寒い場所には本来人間が住んではいけないんだ! まったく普通じゃないね」とすっかり寒さに参ったようだ。ちなみに、1月のミネソタは、最低気温がマイナス20度くらいになることもある。
劇中の主人公のように、新天地へ移転した経験について尋ねると「18歳のときにニューヨークに移ったけれど、おれには別世界だった! 夢を持って乗り込んできて、それをかなえようと思ってるけど、誰も気にしちゃくれない……。自分の考えを改めようと思ったことさえあったしね」と語るハリー。レニーは「まずは新しい地域で何が起きているかを調べたり、その環境下でどういうパターンで暮らしていけばいいか考えるわね。撮影で遠くへ行くとなると、企画の段階から皆が共通のゴールを持っているから、すぐに親近感を感じて打ち解けていくわね。撮影が終了するころになると、高校生のクラスのようになっていて、そこから立ち去りたくないとさえ思ってしまうわ! まるでサーカスの一団みたいな生活をしているわね」と多忙な女優らしいコメントをしてくれた。(取材・文:細木信宏 / Nobuhiro Hosoki)