阿部寛、タイ映画でヤクザを熱演!次回作は「インド映画に出演して踊りたい」
タイ映画『チョコレート・ファイター』の初日舞台あいさつが23日、東京・新宿ピカデリーで行われ、唯一の日本人キャストでヤクザを演じた阿部寛が登壇した。
日本でもヒットしたアクション映画『マッハ!』のプラッチャヤー・ピンゲーオ監督がさらなる「リアルペイン(真の痛み)」を追求しノースタント、ノーワイヤー、ノーCGで挑んだ本作。撮影を振り返った阿部は「命知らずで、危ないことを平気でやっている。殴られるシーンのとき、日本でだと実際は当たらないようにするけど、本当に顔に当たって鼻血が出ました。でも周りのスタッフは平気な顔してるんですよね(笑)」と苦笑い。「それだけリアルファイトにこだわっているということ。いい空気を吸わせてもらいました」とタイ人スタッフたちのアクションに対する徹底した姿勢に敬意を表した。
今後の海外作品出演願望について司会者から聞かれると「2年前にインド映画のオーディションを受けたけれど、落ちてしまいました」と意外な告白。「インド映画に出演して踊ってみたい。以前、樹木希林さんから『インドの血が混じってるの?』って聞かれたことがあるんですよ」と話し、会場を笑いに包んだ。ボリウッドでインド人に交じって華麗なダンスを披露する日は近い?
本作は、最強美少女の活躍を描く肉弾アクション。自閉症ながら並外れた身体能力を持つヒロインが、最愛の母の病気の治療費を工面するため危険な戦いに挑む物語。阿部は、ヒロインの父親で妻と娘を命懸けで守る日本人ヤクザを熱演している。本国タイで、映画『レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-』の2倍以上のヒットを記録した。
映画『チョコレート・ファイター』は全国公開中