レッドカーペット上でガエルがディエゴに嫉妬!?-エジンバラ国際映画祭
6月21日夜(日本時間22日)、エジンバラ国際映画祭で映画『Rude y cursi』(原題)のイギリスプレミアが開催された。レッドカーペットには主演の二人、ガエル・ガルシア・ベルナルとディエゴ・ルナ、カルロス・キュアロン監督、そしてプロデューサーを務めたアルフォンソ・キュアロンが登場した。
アルフォンソはカルロスの兄で、ガエルとディエゴのコンビの映画『天国の口、終りの楽園。』の監督でもあり、4人のチームワークは抜群。会場に到着した車を降りるなり、レッドカーペットに上る前にちょっと寄り道。レッドカーペット近くで演奏していたストリートミュージシャンの打楽器のリズムを、体を揺らして楽しんだ。レッドカーペット上でも、女性記者の一人がディエゴに手紙つきのプレゼントを渡すハプニングに、横のガエルが「ちくしょう!」とばかりに大げさにじだんだを踏んでみせ、ファンや取材陣から笑いがこぼれた。また、写真撮影に応えながらも、まだ音楽に耳を傾けていたようで、演奏が終わった途端、ミュージシャンの方を向き、4人で一斉に拍手。ラテン系らしいノリの良さを見せた。
本作では、貧しい暮らしからはい上がるため、プロサッカー選手となってルード、コーシーのあだ名で親しまれるまでに成功した兄弟を追うストーリーが、コミカルに展開していく。人気選手となったルードが歌手デビューするシーンでは、キンキラのカーボーイ姿で歌声を披露しているガエルだが、ここエジンバラで女性の人気が高かったのは、残念ながら甘いマスクのディエゴの方だったようだ。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)