ファラ・フォーセットさん、62歳で死去…プロポーズを受けたばかり
テレビドラマ「チャーリーズ・エンジェルス」で一世を風靡(ふうび)したファラ・フォーセットさんが肛門ガンのため亡くなった。62歳だった。
ファラさんはカリフォルニア州の病院で午前9時28分に死亡。ファラさんの横にはパートナーのライアン・オニール、友人のアラーナ・スチュワート、ヘアスタイリストのメラ・マーフィーとローレンス・ピロ医師が付き添っていたとピープル誌では報じている。
「彼女は母親と姉と神様のもとへ行った。わたしは心から彼女を愛していた」とライアンは語り、一晩中語りかけ、返事はしなかったものの、友人らに囲まれていることは認識していたという。ファラさんの体調が良くなったら結婚することになっていたことについては、「時間がなかった。ファラはそういう状態ではなかった」と念願の夫婦にはなれなかったよう。ロサンゼルスの刑務所に入っている息子のレッドモンド・オニールは母の死に際には会えなかったが、電話で話はできたという。レッドモンドとファラさんの電話の内容については、「レッドモンドは母親にとても愛していることを告げ、過ちを許してほしい、申し訳なさでいっぱいだということを告げていた」とライアンはピープル誌に語っている。
ファラさんは、1947年2月2日生まれ。1976年にテレビドラマ「チャーリーズ・エンジェルス」で大ブレイク。美しいプロポーションと、ブロンドの乱れた髪形が特徴的でファラフォーセットというスタイルとして多くの女性がマネた。映画女優としては映画『シャレード'79』、カーク・ダグラスと共演した映画『スペース・サタン』、世界中のスターが集結したカーレース映画『キャノンボール』などに出演。私生活ではリー・メジャースと結婚し、一時芸名をファラ・フォーセット・リー・メジャースとするも1982年に離婚。その後、不治の病の女性との愛を貫くラブストーリー映画『ある愛の詩』が社会現象ともなった、ライアン・オニールと同棲(どうせい)し、息子のレッドモンドをもうけるも結婚しないまま17年の同棲(どうせい)生活を送った。しかし、2009年6月、ガン闘病中にファラさんにライアンはプロポーズ。ファラさんもこれを受けていた。