マイケル・J・フォックス主演の『ティーン・ウルフ』TVシリーズ化か?
リメイク化がうわさされていた1985年のホラー・コメディー映画『ティーン・ウルフ』が、テレビシリーズ化されるかもしれない。ハリウッド・レポーター紙が伝えたところによると、MTVがテレビ版「ティーン・ウルフ」のパイロット版を製作するとのこと。パイロット版は、アメリカのテレビシリーズ制作の際に作られる第1話分のことで、好評だったらシリーズ化され、不評だったら制作中止にされる重要な映像媒体である。
今回のテレビ版はマイケル・J・フォックスが主演したオリジナルとは異なるそうで、「今回の『ティーン・ウルフ』は新しい解釈を持ち、オリジナルとはとても異なっています。(『ティーン・ウルフ』というより)1997年の映画『ファングルフ/月と心臓』のように感じるでしょう。親友同士の二人の人間を軸にしたドラマチック・スリラーとなり、コメディー要素も含んでいます」とシリーズを企画しているMTVのリズ・ゲートリーは語っている。
オリジナルは興奮すると狼男に変身してしまう高校生が主人公の物語だったが、今回のテレビ版でも舞台は高校となり、狼男伝説やロマンチックな要素がプラスされる。テレビ版の脚本はテレビドラマ「クリミナル・マインド FBI行動分析課」のジェフ・デイヴィスが手掛ける。
1980年代のヒット映画がテレビシリーズ化されるのはこれが初めてではなく、ロブ・ロウ、デミ・ムーア、アンドリュー・マッカーシーらブラット・パックが主演した青春映画『セント・エルモス・ファイアー』がABCによりテレビシリーズ化されることが決まっており、ほかにウィノナ・ライダーとクリスチャン・スレーターが主演したカルト映画『ヘザース/ベロニカの熱い日』がFOXによりテレビシリーズ化、スティーヴ・マーティンが主演した心温まるファミリー・ドラマ映画『バックマン家の人々』がNBCによりテレビシリーズ化される。