マライア・キャリー、映画のダサい役のおかげで私生活にも自信がついた
映画『プレシャス』で、ノーメイクのダサいソーシャル・ワーカーを演じたマライア・キャリーが、この役が私生活での自信を高めてくれたと語った。
マライアは同映画の撮影で、何時間もノーメイクでいなければならなかったが、そのおかげで、自宅でもノーメイクでいることが気にならなくなったという。「この役は地味な格好をするのが重要だったけど、すべてがミュージック・ビデオと違ったから大変だったわ。ミュージック・ビデオだと派手な衣装を着て、カメラアングルやライティングなども全然違う。『プレシャス』では、蛍光灯の部屋で撮影をして、映画の中でも一番照明がひどいシーンだった。目の下のクマが強調されてたわ。でも、おかげで自宅で普通の格好をしていても気分がいいの。鏡に映った自分を見ても、『もっとひどい状態をカメラに捉えられちゃったし』って思えるようになったわ」と語る。
マライアは、性的虐待を受けた太ったティーンエイジャーを題材にした同映画のストーリーに、自分を重ね合わせることができるという。「当時は認識していなかったけど、わたしは最初の交際で、精神面で虐待されていたの。今となっては過去のこと。そのおかげで成長したし、自分の歌にその体験を反映させることができた」とマライアは説明している。(BANG Media International)