故カート・コバーンの未発表曲、ドキュメンタリー映画で初披露 妻コートニー・ラヴが語る晩年の姿も
ロックバンド、ニルヴァーナのボーカル&ギターとして活躍しながらも27歳の若さでこの世を去ったカート・コバーンさんが、ドキュメンタリー映画『ヒット・ソー・ハード(原題)/ Hit So Hard』の中で未発表曲を披露していることが明らかになった。同曲はカートさんが、妻でロックバンド、ホールのボーカルを務めていたコートニー・ラヴと共同制作したもの。
エンターテインメイト情報サイトGigpressほか複数のメディアによると、未発表曲「スティンキング・オブ・ユー(原題)/ Stinking of You」は、2002年に解散したロックバンド、ホールの元ドラマー、パティー・シュメルを扱った映画『ヒット・ソー・ハード(原題)/ Hit So Hard』に演奏風景と共に収録されている。同映画は、現在アメリカ・テキサス州で開催されているサウス・バイ・サウスウエスト・フィルム・カンファレンス・アンド・フェスティバル(SXSW)でプレミア上映を迎えたばかりだ。
同曲は、カートさんが妻コートニーと共同で制作し、歌ったもの。コートニーは、ホールのオリジナルメンバーとして活躍。映画の中ではパティーやカートさんについてのインタビューに応えている。本作のニューヨークプレミアでは、コートニーを含むホールのオリジナルメンバー4人が10数年ぶりに再集結するという話も出ているという。
カートさんは、人気絶頂の1994年に27歳の若さで亡くなっているが、彼の音楽が後進の若者に与えた影響の大きさは計り知れない。映画の中でコートニーは、カートさんの晩年について「カートはわたしたちホールのメンバーと仲良しだったわ。それは、彼が自分のバンドを嫌っていたからよ」と語っており、未発表曲だけでなく、カートさんの知られざる一面も明かされている。