園子温の身元引受人はジャン=ジャック・ベネックスだった!二人の意外な関係明らかに!
日本映画界を代表する鬼才・園子温監督が過去に警察で軟禁された際、身元引受人となって救出したのがフランスの名匠ジャン=ジャック・ベネックスだったことが明らかになった。
園は、製作25周年を記念したベネックス監督の代表作『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』デジタル・リマスター版の公開に際して、「あの時もしあなたがいなかったら、僕は今も獄中につながれているだろう。」とコメント。ベネックス監督は1993年に日本のおたく文化を取り上げたテレビドキュメンタリー「OTAKU」を撮影したのだが、その際パフォーマンス集団「東京ガガガ」を主宰していた園を出演させていた。
その後、同集団のパフォーマンスが原因なのか渋谷警察署に園が軟禁される事件が起きたが、ベネックス監督が身元引受人となって助け出したという経緯が二人にはある。当時を振り返ったコメントを園は同作にささげたのだ。今では世界の映画祭でも名をとどろかせている園監督の恩人がベネックス監督だったという意外なつながりが明かされた。
『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』は1987年の日本公開時にも衝撃を持って迎えられた濃厚な愛の物語。ベアトリス・ダルが奔放な美女ベティを熱演し、ゾルグを演じたジャン=ユーグ・アングラードと共に激しい愛を紡ぎ上げた名作。(編集部・小松芙未)
映画『ベティ・ブルー/愛と激情の日々』デジタル・リマスター版は7月28日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開