藤谷文子×北村一輝×ペペ・セルナ主演作、ロサンゼルス映画祭コンペ部門に出品!
藤谷文子×北村一輝×ペペ・セルナ主演の日米合作映画『リノから来た男』(原題:Man from Reno)が第20回ロサンゼルス映画祭コンペティション部門にノミネートされた。ロサンゼルス映画祭は、メジャー作品のプレミアからインディペンデントの新作まで多くの作品を上映する、世界的にも認知度および影響力がある映画祭。現地時間6月11日から19日まで開催され、最終日には審査員大賞が発表される。
映画『リノから来た男』(原題:Man from Reno)フォトギャラリー
怪獣映画『ガメラ』シリーズのヒロイン役で知られ、ミシェル・ゴンドリー監督の『TOKYO!』などに出演する藤谷、インドネシア映画『ザ・レイド GOKUDO』など海外での活躍も目ざましい北村、100本以上の映画に出演しているベテラン米俳優のペペと、日米の才能が『ホワイト・オン・ライス』のデイヴ・ボイル監督の下に集結した本作。旅行でサンフランシスコを訪れた日本人ミステリー作家(藤谷)が、不思議なカリスマ性をもつ旅行者(北村)と町の保安官(ペペ)と共に殺人事件に巻き込まれるさまを描く。
今回のコラボレーションに藤谷は「英語圏、日本語圏からそれぞれ集まった役者、スタッフたちは見事にそのハーモニーを奏でることができたと思います」と充実感をうかがわせている。北村は俳優陣を率いたボイル監督について「監督は日本語も話せるということもあり、とても紳士的で、物腰もやわらかく芝居もやりやすい環境で取り組めました」と語っている。
サンフランシスコとロサンゼルスで撮影が行われた本作。そのどちらも「とても自分に合っている感じがしました」という北村は、「撮影は、日本にいると、仕事をしているという感じが強いですが、この現場は、皆が作品づくりをすごく楽しんでいると感じました」と振り返る。近年、海外製作の作品に精力的に参加していることについては「1人でも多くの人に映画を観てもらいたいという信念があり、映画は人を通じてさまざまな交流を生んだり、未来や多くの人の夢に影響を与えられる仕事でもあると考えています。日本、海外問わず、意欲的に切り開いていきたいと思っています」との思いを口にしている。
製作を手掛けたのは、日米韓合作の『The Harimaya Bridge はりまや橋』、チャールズ・チャップリンの『ライムライト』をモチーフにした『太秦ライムライト』などのイレブンアーツ。日本公開は未定。(編集部・市川遥)