ブルース・リーさんの息子を誤射 『クロウ/飛翔伝説』俳優が死去
映画『クロウ/飛翔伝説』などに出演した米俳優のマイケル・マッシーさんが亡くなった。61歳だった。死因については発表されていない。
誤射で亡くなった『クロウ/飛翔伝説』のブランドン・リーさん【写真】
マイケルさんは、「24 TWENTY FOUR」で傭兵のアイラ・ゲインズや「リゾーリ&アイルズ ヒロインたちの捜査線」でチャールズ・ホイトを演じてきたが、それ以上に、映画『クロウ/飛翔伝説』でブルース・リーさんの息子ブランドン・リーさんを誤射してしまった俳優として知られている。
The Hollywood Reporter などによると、同映画はマイケルさんにとって2本目の出演作で、彼がスタッフに渡された小道具の銃をブランドンさんに向けて撃ったところ、空砲のはずが銃弾が入っていて悲劇的な事故を巻き起こしたという。腹部を撃たれたブランドンさんは病院で手術を受けたが亡くなった。
マイケルさんは2007年にExtraのインタビューで初めて当時のことを語っている。「あんなことは起きないはずだった。僕は銃を持つはずでもなかった。撮影がスタートしてから監督が変えたんだ」とコメント。「事故の後はニューヨークに帰って1年間何もしなかった。仕事もね。ブランドンに起きたことは悲惨な出来事だった。ああいうことは一生乗り越えられないと思う」と語っていた。
その後、映画では『アメイジング・スパイダーマン』『キャットウーマン』などに出演。テレビでは「CSI:ニューヨーク」「クリミナル・マインド FBI行動分析課」「SUPERNATURAL スーパーナチュラル」「ブラックリスト」などにゲスト出演していた。(澤田理沙)