まほの[子連れ]ハリウッドへの道36
パーティー好きなパーティー嫌い(マイケル・ダグラス病って知ってる?の巻) |
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私は、パーティーが大好きだ。しかもどちらかというと、スッゲエ感じのパーティーが好き。 でも、世の中で一番苦手な物はそんなパーティーでもある。 そりゃ一体どういうこと?って聞かれるかもしれません。あのですねー。パーティーは好きなのよ。オシャレな人を見たり、おいしいごちそうを食べたり。ホンワ-ッとした、ちょっと高ぶった空気がね。でも、つらい。なんかつらい。めちゃめちゃ楽しいはずなのだけど、うまくとけ込めないっていうか、パーティー特有の「偶然目が合った人達とのたわいのない会話」がダメ。 どどどうすればいいのやら。 ああいうところで、知らない人達と、「アッハッハ」って笑ってる人を見るとほんとに尊敬しちゃうね。私なんてパーティーではいつも心臓がバクバクしまくっているのを必死に隠しつつ、「あっはっはー」と笑うことに必死になっちまう。 アメリカ人のクセに、実は照れ屋なうちのダンナも結構パーティーが苦手だ。私達は、特に招かれる側になるとちぢこまり、夫婦で招待された日にゃあ、二人で部屋の隅っこでチキンを食う有り様。自己嫌悪で帰る車の中はかなりせつない。 もう、ほとんど精神病。 ちなみにこのビョーキは私の中で注1*「マイケル・ダグラス病」(これについては、文末で紹介)と呼ばれている。 日本に帰ってきて、しばらくパーティーにお招きいただくことはなかったのだけど、先日友達からト-キョ-デザイナーズブロックというイベントのパーティーにお招きされた。ト、ト-キョ-デザイナーズブロックだなんて、何やらお洒落っぺ-名前で、私の中の「マイケルダグラス病」は、すでに発病の兆し」。一人で行くのも、嫌だしなあ。ってコトで、友達から許可をいただき会話のダシに、あいそのイイちっこいのを一匹連れてくことにした(ごめんよカムイ)。 うちのコは、身内には冷たいクセに周囲には非常に愛想がいいので、こういう場にはもってこい! さあ、どんどん手をふりなさい! スマイルよ-ッ。っと、誰かと目が合う度に、カムイをそっちへ向けると、うまい具合に「アラーッ、ハーフちゃん?」と話が始まる、うっしっし。我ながらサイテ-な母親だぜ。ちょっと、反省していると、かっこいいにいちゃんが話しかけてきた。おおっ。カムイを身ごもって何年ぶりだろうか。若い男に声をかけられるのは。いまやキャッチの兄さんにも、シカトされている私に、訪れたほんのひとときの栄光の瞬間。やっぱり持つべき物は息子ね。うっきうきで、しばらく話していると、 「いくつ?」 なんてとしまで聞かれちったよオイ。 どーせ、「イヤー。若いお母さんだねー。」とか言うんでしょ。イイのよイイのよ分かってるって。なあんて思いながら 「21ですー」 しなりといったら、「いや、息子さん」だとよ。 紛らわしーんだよ!こんちくしょう。恥かいたじゃねーか。 こうして、「マイケル・ダグラス病」は再び発病したのであります。 ザ・まめ知識 発見者の言葉「自分の中にある、ビョーキが、彼にりんりん共鳴しているのを感じた。はっ!!これだー!!私の、ビョーキはこれなんだ!!!」 症状は、 「なんか、すごいたぶん楽しくって、わくわくしてる自分がいるんだけど、でも、でも、俺ってなんかこの場にあってなくない??ああ、不安不安」オーラをかもし出す。まさに、マイケル・ダグラス病である。(本人がほんとに、こう感じてたどうかかは謎)- 来週に続く…
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