まほの［子連れ］ハリウッドへの道38
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ハリウッドのジムへ行こう！の巻 |
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マッチョ好きの私に、ある朝名案が浮かんだ。 「こっちに来て、はや一年。お菓子や、ハンバーガーばっか食ってたせいで、７キロも太っちまったけど。ウハウハでダイエットができるかも」 ジムだ。ジムに行こう。 ハリウッドの俳優さん達って、やっぱり基本はいい体作り。イコール、ブラピになりたいようなモデル志望や、俳優志望はジムへ行く。イコール、ジムにはエエ体したおにーちゃんが一杯。そんなところに行くダイエットなら成功は確実。うひょ、うひょひょひょ。我ながら、あまりの名案に脱帽。 思い付いたら即実行ってコトで、私は同じくダイエット志望のジェシカと共に、ジムめぐりに乗り出した。 まずは、やっぱり有名な「Gジム」。私の頭の中では、たくさんのケインが苦しそうに、重りを上げていた。 が、いたのは、１０年前に俳優デビューを逃したような暑苦しいオヤジが独り。しかも、朝っぱらから暑苦しい声をだしてやがる。 「オッ。。。オオウ。ウオオオオウ」 そんなあえぎ声を聞きながら、腹筋なんてとても出来ん。早々に切り上げ、今度は外からランニングマシンで走ってる姿が見えるハイソなジムに体験入室。 走ってる人達も、なんだかいい感じ。なんか、ハアハア言ってないし、ウォークマン聞いてるし、こいつらほんとに運動してんのか？ってくらいクールにタッタカ走ってる。 私とジェスもその仲間に入れてもらい、インストラクターに簡単なメニューをインプットされ、タカタカ走り始めた。しっかしまあこの機械がほんと辛い！ 走ってるうちに、ガガガガッと上昇してきて坂道になったり、スピードがあがったり、気がつけば、イキはあがるわ、ヨダレはたれそうになるわ、口は閉じれないわ走り疲れたブルドッグ状態になっていたのである。 ジェシカは、さすが毎日犬の散歩行ってるだけあってさわやかに汗をかいてる。 こんな状態を、普通に歩いてる人間どもに鑑賞されるなんてまっぴらごめんよ。ジェシカが、決めかけていたにもかかわらず私は、思いっきりダメ出しをして、もう一つ候補にあがっていたジムへと私達は向かった。 そして、そこは…まさに私が求めていたパラダーイス。マシーンジムエリアにゃイイ男ばっか。 荒い息すら情熱的。マシーンは好き放題やれるので、一番とろいコースに設定して、さわやかに走っていると、となりで走っていた金髪のに－ちゃんがフレンドリーに話しかけてきた！ やりい！ 話を聞いてるうちに、やつはゲイだってコトが判明。ちょっとへこんだもののまあ、見るだけなら目の保養になるし、そのまま仲良く話していると、どうやら奴も私と同じ目的らしい。 このジムは、俳優のたまごがよくワークアウトに来るトコなんだそうな。ビンゴビンゴーッ。 ジェシカは、更衣室についてた、スチームサウナが気に入ったらしく私達は即日入会。うちに帰って、ダンナにジムのコトを話すと、「このエロばばあ」とまんまと魂胆を見抜かれた。いいじゃんよー。目の保養ってのは、女にも必要なんじゃー。お前らがエロ本見んのと一緒じゃーっ。と開き直って、次の日から毎朝6時、夕方仕事帰り７時と規則正しくジムに通った私。 そこのマッチョ好きのあなた。ハリウッドに行ったら一度、寄ってみんしゃい。ウィルシャー通りにあるスポーツクラブ。 飽きっぽい私が、こんなにも熱心に通ったのはきっと生まれて初めてでございやした。 ちなみに、ここのジムの殿方たちは、先ほどのGジムのような暑苦しい声はだしません。ダンベルを持ち上げながら、「オウッ」と来るわけです。オウッ。ナイスですねー。たまりませんなー。 ここのジム。私永久会員になるわっつ。と固く心に誓っていたのでありますが、その２週間後に、つわりで倒れました。妊娠発覚。そして、今はカムイと近所の産後体操に通う日々であります。 来週に続く…
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