『イーオン・フラックス』特集
独特な世界が展開されるイーオン・フラックス。迫力の戦闘シーンや個性派キャラクターなど、観どころをピックアップします。 |
セクシースタイルに身を包んだシャーリーズのアクションシーンは、とにかくスタイリッシュ! 元ダンサーでもある彼女のダンスのような動きは、あまりに美しく、指をくわえて見とれてしまうはず。インリン様も真っ青の180度開脚の嵐でスクリーンを所せましと飛び回り、華麗な戦いぶりを見せてくれるシャーリーズ・セロンは未来の女戦士! 彼女のアクロバティックなアクションシーンに、女子も男子もお口がポカーンとなること間違いありません。 |
敵もおもわず生唾ゴックンのイーオンスタイルは、とにかくセクシー。ほかにどんな言葉がございましょうか? オールブラックのピタッとしたボディスーツっぽい戦闘服や、白い忍び用のボディ・スーツは、普通の人が着ると実際問題ただのモジモジくん(昔、とんねるずの番組に出てきた名物キャラ)です。でもスタイル抜群のシャーリーズが着ると、クールな暗殺者イーオン・フラックスに変身してしまうのです!
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イーオンをとりまくキャラクターたちも個性的なメンツが勢ぞろい。イーオンの所属する反政府組織“モニカン”の仲間シサンドラは個性派の極みをいっちゃってます。というのもこの人、足って手のように便利に動かないからっていう理由だけで(その発想がすでに間違っている気が……)わざわざ、手術して足まで手に変えてしまったんです。歩き方が、逆立ちしながら歩いてる人みたいになっています。ありえません! 逆に不便そう! でも戦闘時は、イーオンをサポートしてくれる強力な味方なのです。 |
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落ち着いいて、かっこよくて、お金持ちで、頭もよくて……完璧すぎてたまらないナイスガイ、トレバー役を演じているのは、ニュージーランド出身のマートン・ソーカス。お歳の頃は、40歳と男盛り真っ盛りなフェロモンを出してます。 |
そして、敵役のオーレンを演じているのは、アンジーことアンジェリーナ・ジョリーの元旦那ジョニー・リー・ミラー。彼は「アンジーとは、ベッドでナイフを使ってプレイした」発言をして、全米を震撼させた油断大敵系のイケメンであります。このお2人、要チェックです! |
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本作のオリジナルは、もともとMTVで制作された大人向けのアニメ。アメリカで現在ものすごい人気のジャパニメ(ジャパニーズ・アニメーション)の影響を受けてなのか、イーオンが暮らす未来都市ブレーニャもなんだかトーキョーっぽい……。鉄の壁に囲まれた都市というのも、日本の鎖国を連想させます。とりあえず、街行く人々はみんな日本のジャバラ傘をさしています。『イーオン・フラックス』のジャポンな部分、あなたもこっそり探してみましょう! |
本作の監督は、処女作『ガールファイト』でミシェル・ロドリゲス演じる女性ボクサーを描いて注目を浴びたカリン・クサマ。女性監督だからこそ描ける、イーオンの微妙な心の揺れに注目です。どんなに強くったって、イイ男にはやっぱり弱い。この人と恋に落ちちゃダメ!っていう脳内警報を無視してついキスしちゃったりするイーオンに、「あ~分かる!」って思わず共感してしまう女の子も多いはず、ただ強いだけじゃなく、そんな女子っぽいところがあるからこそイーオンを応援できるんです! |