『ステップ・アップ』特集 2007年2月23日 全米興行収入6500万ドルを突破して、ダンス映画史上『フットルース』に次ぐ歴代5位という大ヒットを記録した『ステップ・アップ』。チャニング・テイタムとジェナ・デーワンと無名の新人カップル主演の本作がなぜアメリカ国民に大ウケしたのか!? サントラもバカ売れのパーティーチューンに乗せて、『ステップ・アップ』が全米で大ヒットした3つの理由を検証してみました！ 本作の主演を飾ったのは、アメリカのCMキングと呼ばれているチャニング・テイタム。身長186センチ、日本でも大人気のブランド、“アバクロ（アバクロンビー＆フィッチ）”のモデル出身の彼は、1980年生まれの26歳。本作でチャニングはトラブルばかり起こす問題児を演じていますが、実はチャニングも若いころはずいぶん暴れん坊だったそうな。あまりに暴れん坊すぎて、困り果てた両親がミリタリースクールに矯正入学させたほどの“札付きくん”だったようです。ミリタリースクールで、スポーツの魅力に取りつかれたチャニングは、つい暴れちゃうエナジーの矛先をサッカーやバスケ、マーシャルアーツに方向転換！ みるみるうちにスカラシップもとってしまうほど、並外れた運動神経を磨き上げたのでした。 もともとダンサーではなかったけれど、運動神経は抜群のチャニングは、トレーニングを受けて本作ではダンサー顔負けのダンスを披露！ 筋肉質な長身に、ハンサムフェイス。だけど口下手さではナンバーワンの、アメリカ人とは思えない「自分、不器用っすから！」オーラを全身から放つ“元ヤン”男チャニングは、アメリカン娘たちにはどうにもこうにもかわいすぎるみたい。不器用だけど、ダンスはピカイチのチャニング人気は、『ステップ・アップ』ヒットの一大要因なのです！ 今、アメリカは空前のダンスブーム。いまだ続いているイラク戦争の暗い話題ばかりがニュースで流れている中で、ゆううつな気持ちを少しでも楽しくしたい！ と、アメリカ人は“明るくて、楽しい”ダンス映画を求めまくっているようです。 ここ数年で話題を呼んだダンス映画と言えば、『セイブ・ザ・ラストダンス』『チアーズ!』『RIZE ライズ』などなど……。残念ながら日本公開はされませんでしたが、アントニオ・バンデラスが主演した『TAKE THE LEAD』は昨年公開されてヒットを記録。三度の飯よりダンスが好きなアメリカ人にとって、“ダンス”はとても大切な存在です。『ステップ・アップ』の主人公も、ガンガンのヒップホップに合わせて踊ることによって日常の怒りやストレスを発散しているんですから！ 「嫌なことあったら踊ろうぜベイビー！」ってことで、つらいときはパワフルなダンス映画でガツンと活気づかなきゃ！ 元気をいっぱいもらえるダンス・ミュージカル映画は、最近しょげ気味のアメリカ人たちの心にエネルギー補給をしてくれるから、多くの人たちから必要とされているのです。 コッテコテの青春ドラマはお好きですか？ ドラマ「北の国から」を何気なく見て、いつの間にやら号泣してしまう日本人と同じように、アメリカ人もコテコテドラマが大好きです！ 主役の男子タイラーは、ボルチモアの低所得者地区で育っている、貧乏な白人青年。もちろん、不良で問題ばかり。そして、彼が恋に落ちるのは、お金持ちだけど孤独感を抱えているバレリーナのノーラ。身分の違う男女二人が惹（ひ）かれあう……。それはまるで、『ロミオ＆ジュリエット』もしくは『タイタニック』……。ハッピー感100％のエンディングに向かって進展していく二人の恋は、観ていてとってもさわやかになれます！ そして、青春映画になくてはならない“涙”。お客さーん、アン・フレッチャー監督を甘く見てはいけません！ もちろん用意していますとも。最高に泣ける悲しいシーンを！ 笑っちゃったり、泣いちゃったり、ダンスに感動してみたり……ショーン・ポールや元フージーズのワイクリフなど有名アーティストが多数参加しているノリノリなパーティーチューンに乗せてあっという間にすぎていく100分は、“コテコテ青春”100点満点で、アメリカ人のハートをわしづかみにしたようです！ ADVERTISEMENT
本作の主演を飾ったのは、アメリカのCMキングと呼ばれているチャニング・テイタム。身長186センチ、日本でも大人気のブランド、“アバクロ（アバクロンビー＆フィッチ）”のモデル出身の彼は、1980年生まれの26歳。本作でチャニングはトラブルばかり起こす問題児を演じていますが、実はチャニングも若いころはずいぶん暴れん坊だったそうな。あまりに暴れん坊すぎて、困り果てた両親がミリタリースクールに矯正入学させたほどの“札付きくん”だったようです。ミリタリースクールで、スポーツの魅力に取りつかれたチャニングは、つい暴れちゃうエナジーの矛先をサッカーやバスケ、マーシャルアーツに方向転換！ みるみるうちにスカラシップもとってしまうほど、並外れた運動神経を磨き上げたのでした。
今、アメリカは空前のダンスブーム。いまだ続いているイラク戦争の暗い話題ばかりがニュースで流れている中で、ゆううつな気持ちを少しでも楽しくしたい！ と、アメリカ人は“明るくて、楽しい”ダンス映画を求めまくっているようです。
コッテコテの青春ドラマはお好きですか？ ドラマ「北の国から」を何気なく見て、いつの間にやら号泣してしまう日本人と同じように、アメリカ人もコテコテドラマが大好きです！ 主役の男子タイラーは、ボルチモアの低所得者地区で育っている、貧乏な白人青年。もちろん、不良で問題ばかり。そして、彼が恋に落ちるのは、お金持ちだけど孤独感を抱えているバレリーナのノーラ。身分の違う男女二人が惹（ひ）かれあう……。それはまるで、『ロミオ＆ジュリエット』もしくは『タイタニック』……。ハッピー感100％のエンディングに向かって進展していく二人の恋は、観ていてとってもさわやかになれます！
