ADVERTISEMENT

『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』ゲイリー・マーシャル監督インタビュー

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』ゲイリー・マーシャル監督インタビュー

取材・文・写真:FLiXムービーサイト

『プリティ・ウーマン』で全世界の女性に夢のようなシンデレラ・ストーリーを届けてくれたゲイリー・マーシャル監督。その監督が愛らしいプリンセスとして女優のアン・ハサウェイを迎えて作り上げたキュートなコメディ『プリティ・プリンセス』。この作品の続編となる『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』の公開PRのために来日した監督に、映画にまつわるさまざまな話を聞いた。

ADVERTISEMENT

■アン・ハサウェイの成長

Q:『プリティ・プリンセス』の頃と比べて、アン・ハサウェイの女優としての成長は監督から見ていかがでしたか?

正直な話、『プリティ・プリンセス』の頃は、まだ彼女も映画作りに慣れていなかった。だからカメラの前でどう振舞えばいいのか、カメラの位置すら意識することができなかった。でも今回はとてもプロ意識が強くなったし、カメラも意識するようになった。大学に通う経験も彼女に成長をもたらしたんだろうね。

Q:女王になるために結婚をしなければならなくなったミアは大あわてでお婿さん探しをします。そこで登場する2人の男性、ニコラス役をクリス・パイン、アンドリュー役をカラム・ブルーとともに若手俳優を起用していますね。

イギリス出身の気品のある貴族のような俳優ということで、カラム・ブルーを起用した。そしてもう一人のクリス・パインは僕らが起用した時はあまり有名ではなかったし、バークレイの大学を出てすぐこの作品に出演してもらった。もしかしたら映画は初めてだったのかもしれない。でも彼はこれを機に、その後5本の映画に出演することになったんだよ! でも監督というのは苦労がたえないもので、クリスはとても素晴らしい俳優だけど目が弱点だった!  目が悪かったから眼鏡をかけていたけど、アンドリュー役に眼鏡は不要。だからコンタクトをつけてもらった。しかし照明で目が乾いてしまうわ、涙目になってしまうわでコンタクトを入れ続けられなくなってしまった。最終的に裸眼で演じてもらうことになったけど、そうすると彼はアン・ハサウェイがどこにいるのか見えない。だから僕が「おい、右にいるから右を向け」とか「左からやってくるぞ」と教えなければならなかった。もちろんキス・シーンを除いてね(笑)。監督として僕はここまでやらなきゃいけなかったから大変だったよ(笑)。でも彼はいい俳優だよ。お酒も飲まないし、とても真面目な青年だ。

■孫息子の2歳のサムほか身内が総出演

Q:ミアのクローゼットは女の子の夢がまさに凝縮されていますね。

あのクローゼットは脚本家のショーンのアイデアを参考に作ったんだ。彼女が「たくさんの洋服と宝石でいっぱいのクローゼットがあったら夢のようだわ」と言っていたので、それを実際に作ってみたよ。ミアも「ショッピング・センターが丸ごと入ったみたい!」とセリフで言っていた通り、まさに誰もが憧れるクローゼットだと思うね。

Q:監督のプリティシリーズではジュリア・ロバーツ(『プリティ・ウーマン』)、そしてアン・ハサウェイ(『プリティ・プリンセス』)とすてきな女優が誕生していますが、次なるヒロインは誰でしょうか?

僕は劇団を持っていて、そこで最近上演した作品で主役を演じたくれた、アナ・オルテスという女優がとてもいいと思う。あと本作(『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』)でブリジットとブリジッタというアナ付きのメイド役で登場するShea Curry(シェア・カリー)とAnna A. White(アンナ・A・ホワイト)の2人も、とても才能豊かな女優だ。メイド役だからきれいなメイクをしていないけど、とても美人だよ。歌ったり踊ったりもできるしね。彼女たちには明るい未来が待っているだろうね。

しかし誰よりも輝かしい未来を持っているのは、僕の孫息子・サムだろう!  彼は映画にもウェディング・シーンで指輪が載ったクッションを持って登場している。サムはもう2歳になっていて、これから名優に成長すること間違いなしだ! ちなみに彼を抱っこしているボディガードはサムの父親なんだよ。親子共演をしていたわけだ(笑)。あと秘書のシャーロットを演じたキャスリーン・マーシャルは僕の娘だよ。

■パート3のアイディアが今思い浮かんだ

Q:新しく登場したボディ・ガードや、さらに成長したミア、そして監督のご家族の活躍を見たいのですが、続編の予定はどうなんでんでしょう。監督自身はパート3を作ることになったら挑戦したいと思いますか。

幸いなことに作品がヒット(アメリカ他)してくれたから、続編も作れそうだ。もちろん日本でも大ヒットしてほしい。日本の皆さん、応援よろしくね! その3作目だけど、プリンセス・ミアには弟が誕生したから、いろいろと話の続きを考えられるよ。だからぜひ挑戦したいね。うん、いい考えが浮かんだぞ。君だけにこっそり教えてあげよう。これはスクープだぞ!  ミアはプリンセスからクィーンになった。次は何になる?  彼女は女神になるんだよ。ミアの乗る飛行機は不時着してジャングルに舞い降りる。すると原住民たちが「なんて美しい人なんだ」と女神のようにあがめるのさ。もちろん彼女を救助しにハンサムな男性が現れ、ラストはハッピーエンドだよ(笑)。


監督は御年70歳ということだが、とても元気。実に明るくおもしろおかしくインタビューに応じてくれた。これから公開される息子さんが監督する『ラッキー13』(原題)や『チキン・リトル』(原題)で俳優や声優としても大活躍しているゲイリー・マーシャル監督。作品もハッピーなものばかりだが、一緒にいるとこちらまでハッピーな気分にしてくれるステキな監督であった。

『プリティ・プリンセス2 ロイヤル・ウェディング』は2月26日よりみゆき座ほか全国にて公開。

最新インタビュー

インタビュー一覧 »

ADVERTISEMENT