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『劇場版 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼』安倍麻美単独インタビュー

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『劇場版 仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼』安倍麻美単独インタビュー

取材・文・写真:FLiXムービーサイト

いまや、子供だけにとどまらず大人にも絶大な人気を誇っているテレビ版「仮面ライダーヒビキ」が、『劇場版仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼』として9月3日、公開された。本作で、悪役を務めたのは、歌やドラマなど各方面で活躍を見せている安倍麻美。アイドルとして、多くのファンに愛されている彼女だが、今回のインタビューでは、初めての映画への挑戦、仕事に追われていた10代のころ、見失いかけた自分のことなど、等身大の彼女について語ってくれた。

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映画『劇場版 仮面ライダーヒビキ』出演について

Q:この映画の出演が決まった時のお気持ちを聞かせてください。

自分があの有名な、「仮面ライダー」シリーズに出られると聞いたときは、とてもうれしかったです。それと、悪役だーって(笑)! でも、スタッフの方からギャップが面白いって言ってもらえたので、よし! やってみようと思うことができました。

Q:観客はやはりお子さんが多いと思いますが、小さい子供が観るということで何か意識した点はありますか。

自分は悪役なんで、変身する前は不思議な女の子みたいな感じを出したり、悪役らしくせりふを少し声のトーン落として言ってみたりっていう工夫はしました。小さい子が見て怖がってくれるといいなと思いながらやりました。

ドラマと映画の違い

Q:安倍さんは多くのドラマに出演されていますが、ドラマと映画との撮影の違いはありましたか。

一番違うなーと感じたのは、映画村で撮影したときにたくさんギャラリーがいたんです。ドラマの撮影は大抵スタジオで、そこにはスタッフだけで一般の方はいないので、今回のように大勢の方に見られている中で演技をするのは、舞台で演じているような感じがしました。

Q:役者の皆さんにも声がかかったりしてたんじゃないですか。

一番声がかかっていたのは、役者さんより着ぐるみを着て、変身したあとの役の方たちですね(笑)。

アメリカでパワーレンジャーを作った阪本監督

Q:監督は、アメリカでパワーレンジャーを作られた阪本監督でしたが、撮影はどんな風に進んでいったんですか。

特に、指示はなかったんですが、ヒトツミの最初の登場シーンが歌にあわせてまりをつきながらでてくる、というものだったんです。でも、地面の“ぼこぼこ”とまりの“ぼこぼこ”が合わなくて、一回つくとまっすぐ返ってこないんですよ。いろんなところにまりが飛んで行っちゃって(笑)。演技もしなきゃだわ、歌いにくいわ、まりはどっかいっちゃうわ、人はすごい見てるわで「どうしよう!!」ってかなり大変でした。

Q:この映画には、ヒビキのほかに7人の戦鬼が出てきます。個性あふれる鬼たちの中で安倍さんのタイプはどの鬼ですか。

そうですねー。響鬼もカッコいいんですけど、面白い錦鬼かな。

Q:着物を着ての撮影は大変じゃなかったですか。

6月の暑い時期だったので、京都での撮影は大変だったです。それから、東京のスタジオでヒトツミを巨大に見せるために遠近法を使って撮影したことがあったんですが、私だけ、高い下駄をはいて脚立に立って演技しなきゃいけなくて、すごいぐらぐらしていたんで怖かったです。

Q:ヒトツミの魅力は。

一番の魅力は、変身前に、したなめずりをするんですけど、そこがかっこいいのと、まりをつきながらでてくる不思議な感じが魅力です。

アイドル 安倍麻美について

Q:やはり、アイドルとして活躍されているお姉さんとの共演の予定はありませんか。

やっぱりしてみたいですね。一回テレビの「かくし芸大会」で一緒になったことがあるんですけど、その一回だけだったんでぜひやってみたいです。よく2人で、なにかでまた一緒に出られたらすごいね! って言ってます。

Q:オフのときはどんなことをしていますか。

小説を書いています。今まで書いたことがなかったんですけど、自分で何かを生み出したいって気持ちになって、詩や曲やイラストのほかにできることを探してみたんです。そしたら、「小説」ってふと浮かんで……。それで、原稿用紙100枚くらい書いて、それを他の人にみてもらったら、出版社の方に気に入っていただいたので、今はインターネットと携帯で連載をさせてもらっています。

実体験もまぜた小説

Q:この小説は、10代の女の子が、歌手を目指して上京するときに仕事を取るか恋を取るかで悩み、成長していくという話ですが、安倍さんの実体験も入っているんですか。

そうですね。実際10代のころは、仕事や恋愛だけでなくていろんなことに戸惑いました。今、自分は何をしたらいいのか分からなくなったり、何もかもがだるかったり、めんどうくさかったり、そういう感じだったんです。そんな気持ちを小説にしているので、そのころの自分と同じ様に悩んでいる若い世代の方たちに読んでもらいたいなあって思っています。

Q:好きな小説はなんですか。

「Deep love」シリーズですね。全部読みました。泣けます!!

Q:デビューから2年ですが、自分の中で変わった点はありますか。

仕事を楽しめるようになったことと、楽にできるようになったこと。最初は、ラジオもテレビも何にも分からない状態で、マネージャーさんに教えてもらうことばっかりだったんです。でも、少しずつ自分でやっていくうちに、息抜きをする時間を見つけられた気がします。デビュー当時は、ずっとONのままだったので……。

Q:安倍さん自身はこれからはどんな活動をしていきたいですか。

演技も歌も両方とも頑張って、それから、小説や、作詞や、作曲、いろんなことに挑戦していきたいです。


今は小説を書くことが楽しくて仕方が無いと言った安倍からは、まだ幼さの残る無邪気な笑顔がこぼれた。インタビューで語ってくれた、彼女が持つ前向きな明るさがこの笑顔の原動力となっているようだった。これからも、よりパワフルな活躍を期待したい。

劇場版『仮面ライダーヒビキと7人の戦鬼』は9月3日より全国東映系にて公開。

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