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『美しき野獣』クォン・サンウ単独インタビュー

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『美しき野獣』クォン・サンウ単独インタビュー

取材・文・写真:FLIXムービーサイト

今まで、常にパワフルな映画を世の中に送り出してきた韓国映画界が、本格的なアクション映画を誕生させた。ソウルを舞台にクォン・サンウ演じるアウトローの刑事とユ・ジテ演じるエリート検事が事件の真相をあぶりだしてしていく『美しき野獣』は2月11日に日韓同時公開される。本作でスタントマンなしの見事なアクションを披露してくれたクォン・サンウが、役がらのことや自分自身のことなどを語ってくれた。

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女性の前では泣きたくない

クォン・サンウ

Q:チャン・ドヨン刑事とご自身が、似ているところはありますか?

彼の火のような性格と、似ている部分はあると思います。たまにすごく興奮したり、家族を愛しているところなんかも似ていますね。

Q:映画ではよく泣いていましたが、最近では何かに泣きましたか?

ちょうど3日前に、撮影で泣くシーンがありました。

Q:では、女性の前で泣いたりは?

うーん(笑)……ぼくたち男性は女性の前ではあまり泣きたくないんですよ(笑)。

Q:格闘シーンは、かなり迫力がありましたが、実際あんな風にケンカした経験はありますか?

学生のころに友達とケンカしたことはあります。若いときですけどね。

あなたの中の野獣は?

クォン・サンウ

Q:あなたの中の野獣はどんな時に出てきますか?

……うーん(しばし、考えて)。映画を撮影している時かな(笑)。

Q:映画の中では素朴な感じの女性が好きでしたが、普段はどんな女性がタイプですか?

実際も素朴な女性が好きです。平凡な時間の中で、平凡な楽しみを一緒に探せる人がいいです。

Q:日本の女性はどうですか?

好きです!

自分ができる最大の努力

クォン・サンウ

Q:バスから飛び降りたシーンがありましたが、スタントなしだったんですよね? それは、ご自分で望んでやったんですか?

はい。観客のみなさんに、自分が精一杯演技している姿を見せたかったんです。カメラのアングルを操作したりしてごまかすのではなく、自分ができる最大限の努力をしたかったんです。それは、やはり自分が熱心に演技することだと思ったので、スタントなしで撮影に臨みました。

Q:これからこの映画を観る人にメッセージをどうぞ。

この映画を観て、人間のなかにすむ野獣の本当の姿を分かってもらえたらいいなと思います。そしてこの映画が、たくさんの人たちに愛してもらえればとてもうれしいです。2006年はみなさんともっと近づき、一緒に過ごせる年にしたいと思っています。


短い時間の中でもクォン・サンウのまじめで優しい人柄を十分に感じ取ることができた。時折見せる笑顔は、さすがに多くの女性の心をわしづかみにしただけある魅力的な表情だった。そして、そこにいるクォン・サンウは映画の中の"野獣"とはまったくの別人。彼の演技派としての片りんを見たような気がした。

『美しき野獣』は2月11日シネマスクエアとうきゅうほかで公開。

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