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『シャーロットのおくりもの』ダコタ・ファニング 単独インタビュー

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『シャーロットのおくりもの』ダコタ・ファニング 単独インタビュー

演技をすることが一番好き!

取材・文・写真:シネマトゥデイ

子ブタのウィルバー、そして彼を助けようと奮闘するクモのシャーロットと動物たちとの友情を感動的に描く『シャーロットのおくりもの』が12月23日より公開される。本作で殺されそうになってしまうウィルバーを大切に育てる少女ファーンを愛らしく演じているのは、『I am Sam アイ・アム・サム』でデビュー以来ハリウッドを代表する子役スターとして活躍を続けるダコタ・ファニング。原作はダコタも「一番お気に入りの絵本!」と太鼓判を押す、E・B・ホワイトのロングセラー「シャーロットのおくりもの」。主演のダコタに、映画のこと、そして自分自身についてたっぷりと語ってもらった。

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オーストラリアのロケでは、1日でいろいろな季節を体験

ダコタ・ファニング

Q:とてもほのぼのとして温かな作品でしたが、映画の撮影はどうでしたか?

撮影は、とっても楽しかった! わたしたちはオーストラリアのメルボルンへ行って撮影したの。なぜかというと、そこは1日ですべての季節が体験できるから。朝は寒くて冬みたいになるし、午後になるとすごく暑くて夏みたいになって、1日で違う季節が全部体験できるの!

Q:雪はどうやって降らせたんですか?

クリスマスディナーのシーンでは一面に雪が降っていたんだけど、その雪はすべてスノーマシーンを使って降らせたのよ。

Q:花火も本物だったのでしょうか?

打ち上げ花火は本物の花火ではなかったんだけど、手持ち花火は本物だったの。すごく楽しかった! 本当の独立記念日みたいで、お祭り気分だったわ!

動物との共演は大変!

ダコタ・ファニング

Q:撮影中、一番面白かったエピソードを教えてください。

子ブタをバターミルクのお風呂に入れてあげるシーンがあったんだけど、子ブタがじっとしていたのはたったの1回だけで、あとはずっとタブから這い上がってバターとミルクを食べようとしていたの。そのときは大変だったけど、すごく面白かった!

Q:ウィルバー役の子ブタとは仲良くなれましたか?

ええ、とっても! 撮影には違う大きさのブタが50匹か60匹くらいいたの。赤ちゃんブタと撮影していても、そのブタが大きくなったら、小さいブタと取り替えて……という感じで、次々に新しい赤ちゃんブタを使っていたの。

Q:動物との共演は楽しかったですか? 動物は好き?

大好き! 『夢駆ける馬ドリーマー』で馬と共演したことはあったけど、農場体験をしたことがなかったから、(今回の撮影には)羊も牛もいて楽しかった!

映画の中とは違い、普段は親とけんかはしない

ダコタ・ファニング

Q:映画の中で、ファーンはよくお父さんと口ゲンカをしていましたね。

ファーンは自分を信じていて、ファーンのお父さんも、心の底では彼女が正しいと思っているの。ファーンは、本当は自分が正しいってことを心の底では分かっているの。

Q:あなたは、両親とけんかをしますか?

ときどきね! いつもじゃないけど。わたしの両親はいつも正しいわ。でも、ときどきはわたしのほうが正しいときもあるけど……でも、けんかはしないわ。

ボーイフレンドはいない

ダコタ・ファニング

Q:映画の中では小さなロマンスがありましたが、あなたに恋はやってきましたか?

ボーイフレンドはいないわ。いないけど、ファーンと自分は同じような状況かもしれない。まだ若い女の子で、成長するにつれていろいろなことを知っていく……。自分も同じで、大きくなれば10歳のときにしていたようなことはしなくなるだろうし、それはみんな成長するにつれて経験することだと思っているの。

Q:ファーンのお母さんはずいぶんファーンを心配していましたが、あなたのママも心配していませんか?

わたしのママも心配するわ。でも、母親はみんな子どもを心配するものよね。子どもって、すごい想像力を持っていて何でもできると思うの。だけど、大人になると現実的にしかものを見なくなっていくのよね。子どもは、そういった大人たちの考えを変えて、大人ができっこないと思っていることを信じさせることができると思うわ。

大好きなこと、それは“演技”

ダコタ・ファニング

Q:たくさんの作品に出演して、自分自身のバランスを保つのは大変じゃありませんか?

うーん、毎日演技をしているわけではないし、ときどき映画を撮って、そのほかにはピアノのレッスンをしたりボイスレッスンをしたり、スペイン語のレッスンをして自分の時間が持てているからすごくいいわ! 映画を撮っているときは撮っているときで楽しいし……、そのときを楽しんでいるわ。

Q:あなたのような天才と呼ばれる子役には、どのようにしたらなれるんでしょう?

子どものころって、みんな何かが大好きで、それを追求したいことがあると思うの。わたしの場合はそれが演技で、大好きだから「いつもすること」になったの。だからみんなそれぞれ、好きなことをするために何かを犠牲にすることになっても、自分が満足することであればやって欲しいと思うわ。

Q:日本のファンの印象は?

日本のファンの皆さんはとても優しくしてくれて、素晴らしい手紙をたくさんくれるし、昔から応援してくれる人も多いのよ。感謝してもしきれないわ。これからもよろしくお願いします!


“天才子役”と呼ばれているダコタ・ファニングは、おしゃれをするのが大好きな女の子だった。インタビューでは、どんな質問にも最高の笑顔でハキハキと答えてくれる彼女は、やっぱり女優。たまにこちらがビックリしてしまうほど、大人っぽい意見も飛び出して、その場にいたスタッフからも「しっかりしてるなあ……」驚きの声がもれるほどだった。普段はキティちゃんが大好きな彼女も、演技の話になると途端に目がキラキラと輝きだす。「子どもは、みんな何かしらの可能性を持っている。わたしの両親は、その可能性が“演技”ってことに早くに気付いてくれたの」と語ったダコタ。彼女が持つ無限の可能性にこれからも期待していきたい。

『シャーロットのおくりもの』は12月23日より日比谷スカラ座ほかにて公開。

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