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『ホリデイ』キャメロン・ディアス&ジュード・ロウ 単独インタビュー

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『ホリデイ』キャメロン・ディアス&ジュード・ロウ 単独インタビュー

愛し合ったし、疲れているときは励ましあった

本当に良い、濃密な体験だった

取材・文:シネマトゥデイ 写真:亀岡周一

ハリウッドで誰もがうらやむような成功を収めながらも、恋に不器用な女性アマンダが、恋人との別れを機に、イギリスに住む女性と“ホーム・エクスチェンジ”をする。自分の家も車もそっくり交換するという現在流行中の“ホーム・エクスチェンジ”をテーマに、スタイリッシュな恋模様を描いた映画『ホリデイ』。本作で、 アマンダ役をキュートに演じたキャメロン・ディアスと、アマンダが一夜にして恋に落ちるイギリス人男性グラハムを演じたジュード・ロウが、本作の楽しい撮影秘話を語ってくれた。

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ジュードのことを褒めだしたら、止まらなくなっちゃう! (キャメロン)

キャメロン・ディアス&ジュード・ロウ

Q:(キャメロンに)ジュードとの初めての共演はどうでした?

キャメロン(以下C):最高よ! ラブリーだったし、すごく楽しかった! すごくいい脚本で、面白いキャラクターばかりだったし、ストーリーも良かった。お互いに、その場をすごく楽しむことができたと思うし、マイヤーズ監督もすてきな人で、とにかく素晴らしかったわね。

Q:ジュードの魅力は、どこだと思いますか?

ジュード(以下J):うわあ、やめてくれよー(笑)。

C:うふふ! ジュードのすてきなところはたくさんあるの! もし映画のグラハムのことを気に入ったのなら、ジュードのことも絶対に好きになるはずよ(笑)。すごくいい所をたくさん持ち合わせていて、チャーミングだし、オープンな性格で思いやりのある人だし、心惹(ひ)かれる人柄で、面白くて人でいい人。素晴らしい父親であり、よき友達なの!

J:(照れ笑い中)

C:早く止めてくれないと、この“褒めちぎりタイム”は、いつまででも続いちゃうわよ!

Q:ジュードはどうでした? 現場は楽しめました?

J:素晴らしい時間を共有できたよ。キャメロンとは、すぐに意気投合して、とにかくよく笑ったし、お互いのテンションを上げて全力で(役として)愛し合ったし、疲れているときは励ましあった。本当に良い、濃密な体験だったよ。キャメロンとは撮影が終わってもプライベートでコンタクトを取り合ってるんだ。それは何よりも確かないい関係を築けた証拠だと思うよ。

C:そう、この業界では、共演しても友情に発展するのは、なかなか難しいのよ!

映画が出来上がって、キスシーンの多さに驚いた!

キャメロン・ディアス&ジュード・ロウ

Q:本作はキスシーンがめちゃくちゃ多かったですね……。

J:多かった! 映画が出来上がってみて初めて観たときに2人して「こんなにキスしたっけ?」って話したのを覚えてるよ(笑)。

C:うん、わたしも「何回(キス)したのかしら!? もう、覚えてないわね」って言ったわよね。カットされたシーンはキスをしていないシーンが多かったから、なおさらキスシーンが目立っているような……。

Q:つい胸がときめいちゃったことはありませんでした?

C:そうね……おかしな話だけど、わたしは一回もジュードとはキスしたことがないのよ。

J:そうだね、君はグラハムにキスをしていたんだ。

C:そう。彼もアマンダにキスをしたの。だから“わたしたち”は実際キスしてないのよ。

J:忘れがちなんだけど、キスしてるって言ってもたくさんの人の前だからね!

C:サンドウィッチを食べている人や、ライトを持っている男の人や……。

J+C:新聞を読んでる人とか!

C:でも、それがわたしたちのお仕事のすてきなところなの。自分たちの感情やストーリーを演技で表しいろいろな人たちとコラボレートして、みんな同じ目的のために力を合わせてひとつのお話を表現して伝えようとしている。だからあの日、あのランプを持って立っていた人だって、ストーリーを表現するのに必要な存在なの。

J:その通りだね

C:カメラを回している人だって、この映画のストーリーをみんなに伝えるためだし、わたしとジュードがキスシーンを演じるのだってこのストーリーを表現するためだし。でも、みんなただ、ただ自分のやるべきパートを果たしてるの。それがぜーんぶまとまった、それが映画ってやつね!

J:それが素晴らしいことに、うまくいくからすごいんだ。君も、キスシーン見てドキドキするでしょ?

子どもができてから、本当に涙もろくなっちゃったんだ(ジュード)

キャメロン・ディアス&ジュード・ロウ

Q:ジュードはどうでしょう? グラハムの気持ちは理解できました?

J:僕は、グラハムの気持ちをとっても理解することができた。自分の人生と、どことなく重なるところもあるし。自分の子どもを持つまでは、僕はあまり何かに感動するほうじゃなかった。でも、父親になった今となってはよく泣くようになったね。まあグラハムみたいに泣きじゃくりはしないけれど(笑)。でもよく泣く! 前に息子を連れて、父と息子のとってもすてきなイギリス映画を観にいったんだけど、ラストですごい感動してたら息子に、ずっと隣で「お父さん、泣いてるの?」と言われ続けたことがある(笑)。鼻をズビズビ言わせながら、「いや、泣いてない!」ってごまかしてたよ(笑)。

Q:『ホリデイ』のような恋は、みんなに訪れると思いますか?

J:もちろん、誰にだって可能性はあるよ。この映画は観終わったら、なんてパーフェクトな話なんだって思うかもしれないけど、でも、もっとすごい出会いをした人の話とかたまに聞くから。だから、もちろん可能性のあることだと思う。

C:ナンシーともそんな話をしていたんだけど、カフェでお茶していたら、車が突っ込んできた! みたいなことに遭遇することより、ドアを開けたらそこに立っていた人と恋に落ちるなんてことのほうが、ずっとずっと可能性は高いと思うわ!


初めての共演にもかかわらず、映画の中での息がぴったりな名コンビぶりを見せたジュードとキャメロン。2人の気さくな美男美女は、インタビューでも、まるで漫才のようなかけあいを見せてくれた。映画の中でのキスシーンについて突っ込まれると、「ほんとに、キスシーン多すぎだよね!」と大笑いしながら、現場の思い出話に花を咲かしていた2人。プライベートでも、恋のうわさが絶えないモテモテの彼らが、「恋はいつだって、どんな状況だって生まれる!」と言うと、その言葉は真実のように聞こえてくる。一夜のうちに恋に落ちる。そんなロマンチックな恋を描いた『ホリデイ』は、春にピッタリのデート映画だ。

『ホリデイ』は3月24日より日劇3ほか全国公開。

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