朝ドラ「ばけばけ」新キャスト【ヒロインの夫役・トミー・バストウ】
高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める2025年度後期(大阪制作)の連続テレビ小説「ばけばけ」(2025年秋放送開始予定、脚本・ふじきみつ彦)の新キャストが発表された。松江の没落士族の娘・小泉セツがモデルのヒロイン・松野トキ(高石)の夫で、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとしたヘブンをトミー・バストウが演じる。
連続テレビ小説の113作目「ばけばけ」は、小泉セツをモデルとしたオリジナル作品。外国人の夫と共に怪談を愛し、急速に西洋化が進む明治の日本の中で埋もれてきた名も無き人々の心に光をあて、代弁者として語り紡いだ夫婦の物語をフィクションとして描く。
ヒロインの夫・ヘブン役は、国内だけではなく海外にも募集した1,767人(国内246人、海外1,521人)のオーディション応募者の中から、トミー・バストウに決定した。連続テレビ小説初出演となる。
トミー・バストウ
ヘブン役
ヒロイン・松野トキ(高石)の夫。モデルはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)。
<プロフィール>
1991年8月26日生まれ、イギリス出身。
2007年、ロックバンドFranKoを結成し、リードボーカルとして現在も活動中。
2008年、『ジョージアの日記/ゆーうつでキラキラな毎日』でメジャー映画に初出演し、イギリスで俳優としてのキャリアをスタート。2018年よりアメリカにも活動を広げる。
2024年エミー賞受賞ドラマ「SHOGUN 将軍」でマルティン・アルヴィト司祭役を務め、注目される。
10年間ほど日本語を学んでおり、日本語が堪能である。
「ばけばけ」あらすじ
明治時代の松江。松野トキは、怪談話が好きな、ちょっと変わった女の子。松野家は上級士族の家系だが、武士の時代が終わり、父が事業に乗り出すものの失敗。とても貧しい暮らしをすることになってしまう。世の中が目まぐるしく変わっていく中で、トキは時代に取り残されてしまった人々に囲まれて育ち、この生きにくい世の中をうらめしく思って過ごす。
極貧の生活が続き、どうしようもなくなったトキのもとに、松江に新しくやってきた外国人英語教師の家の住み込み女中の仕事の話が舞い込んでくる。外国人が珍しい時代、世間からの偏見を受けることも覚悟の上で、トキは女中になることを決意。その外国人教師はギリシャ出身のアイルランド人。小さい頃に両親から見放されて育ち、親戚をたらい回しにされたあげく、アメリカに追いやられ、居場所を探し続けて日本に流れ着いたのだった。
トキは、初めは言葉が通じない苦労や文化の違いにも悩まされる。ところが、お互いの境遇が似ている事に気が付き、だんだんと心が通じるようになっていく。しかも、二人とも怪談話が好きだった。
へんてこな人々に囲まれ、へんてこな二人が、夜な夜な怪談話を語り合うへんてこな暮らしが始まる。
(清水一)