名優オマー・シャリフを食った少年
第17回東京国際映画祭
両親から愛されることなく育ったユダヤ人少年・モモに、人生の素晴らしさを教えてくれたトルコ人のイブラヒムおじさんとの心暖まる交流を描いた『イブラヒムおじさんとコーランの花たち』。モモを導くイブラヒムおじさんを演じたのは『アラビアのロレンス』の名優、オマー・シャリフ。そのオマー・シャリフを“食った少年”ピエール・ブーランジェが来日し、インタビューに答えた。映画初出演にして名優と共演したピエールは「彼のことはとても尊敬している。見習うところがたくさんあった」と言いながら「イブラヒムおじさんの『笑うから幸せになれる』という言葉に共感を覚えて女の子に実践したら、僕にからかわれていると思って、校長先生に言いつけられちゃったよ!」とおどけた。
目指す俳優は「ジャック・ニコルソンとパトリック・ジュペール」というピエールは、本作でシカゴ国際映画祭主演男優賞に選ばれている。