T・ハンクス、デジタル俳優に役を奪われる日
トム・ハンクスが、技術の進歩により、従順でコストも安いデジタル俳優たちが、人間の代わりに使われることになることを心配しているという。日本が誇るゲーム・ソフト「ファイナル・ファンタジー」を映画化した『ファイナル・ファンタジー:ザ・スピリッツ・ウィズイン』が、11日に全米公開されるが、ヒロインのアキ・ロスは、ハリウッドのトップたちが初めて、事実上認めたデジタル俳優。ハンクスは、「とても心配だ。しかし、その日はやって来る。そして、そのことについて俳優たちに何ができるか、僕にはわからない」と語った。しかし、ジョージ・ルーカス監督は、「僕はこれまで、他の誰よりも多くのデジタル・キャラクターを使用して来たが、人間のキャラクターを創るために、コンピュータを使用することはないと思う。やはり、人間の俳優たちが必要だ」と、その可能性を否定している。