R・ポランスキー、未成年と淫行の罪を精算
映画監督のロマン・ポランスキーが米国に帰国する。25年前に、13歳の女の子と性行為をした罪について、裁判に決着をつけるためだ。アカデミー賞候補にもなったポーランド出身のポランスキーは、1977年に友人のジャック・ニコルソン宅にいるところを逮捕された。彼の罪状は、未成年者のレイプを含む6件。未成年との淫行で懲役を言い渡されたが、刑の執行前にフランスへ逃げていた。その後も逮捕を恐れ、合衆国への帰還を拒みながら、『ナインス・ゲート』などの映画制作を続けていた。今回、ポランスキーの弁護士が、和解金の支払いで刑を免れるよう交渉したため、帰国を決断したと思われる。