H・フォード、空から水質汚染を訴える
マンハッタンの水源であるハドソン川の水質汚染のひどさを世間に知らせるため、ハリソン・フォードと友人の写真家が航空写真の撮影に挑む。ハドソン川の水質を保つことを目的に組織された団体、“リバーキーパーズ”によると、水の流れを上空から撮影することにより、汚染の当事者を突き止めることができると言う。“リバーキーパーズ”を長年に渡ってサポートしてきたフォードは、自らヘリコプターを操縦し、撮影の手助けをすることによって汚染の現状を訴えることにした。ハドソン川の汚染の原因の一つとして、ジェネラル・エレクトリック社によるPCB汚染などが挙げられているが、ニューヨーカーの不安はそれだけにとどまらず、マンハッタンからハドソン川を上流にさかのぼった位置にある“インディアン・ポイント”原子炉が、9月11日のテロ以降、次のターゲットになる可能性などもまことしやかにささやかれている。