T・クルーズ、俳優である前に父親
『マイノリティ・リポート』の撮影中、スティーヴン・スピルバーグはトム・クルーズの良き父親ぶりに感心したらしい。クルーズはどんなに役に入り込んでいても、子供から電話が入ると、すぐに父親の顔に戻って話を聞いてあげていたという。スピルバーグがまさに「アクション!」と言う直前や、映画の中で最も難しいスタントを演じる直前に携帯に電話が入ったこともあった。その時の内容は、二人の子供のどちらかが目に消しゴムを入れてしまい、どうしたらいいかわからなくてパパに電話をかけてきたというもの。スピルバーグは、「僕の場合、“このシーンを取り終えたら折り返しかけると言ってくれ”ということもあるから、とにかく感心したよ」とコメントしている。