A・キアロスタミ監督、米国へ入国できず
ニューヨーク映画祭に出席するため、米国へのビザを申請していたイランの巨匠、アッバス・キアロスタミ監督だが、ビザがおりず入国が出来なかった。これは去年のテロ事件以来、イラン人の入国が極度に難しくなっているため。映画祭主宰者や、キアロスタミ監督が訪問を予定していたハーバード大、オハイオ大がビザ取得のため働きかけたが、入国許可は得られなかった。これに憤慨したフィンランドのアキ・カウリスマキ監督は、「イラン人がいらないなら、フィンランド人もいらないはず」と、映画祭出席をキャンセルした。[10月1日 ニューヨーク]