M・ムーアのドキュメンタリーに高い評価
アメリカ銃社会を鋭く風刺した『ボウリング・フォー・コロンバイン』で、監督・脚本のマイケル・ムーアが、アメリカ作家協会アワードの最優秀オリジナル脚本賞にノミネートされた。突飛なアイデアと大胆な取材で社会問題に切り込んだこの作品は、アメリカのドキュメンタリー映画の歴史の中で最も興業的成功を収め、11日に発表されたアカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞にもノミネートを受けている。ムーアは「ドキュメンタリーの脚本は、最も難しい分野。撮影するまで実際には書けないんだからね。大まかなアイデアを持っていても、現場で考え直す必要があるんだ」と語った。