O・ウェルズのオスカー、1ドルで買い戻し
オーソン・ウェルズが『市民ケーン』でアカデミーオリジナル脚本賞を受賞した時のオスカー像が、オークションにかけられる直前に1ドルの値段で買い戻された。買い戻したのはアカデミー賞を主催する映画芸術科学協会。1950年以降、受賞者はオスカー像を受け取る際、「将来、オスカー像を売却する場合は映画芸術科学協会が1ドルで最初に買い戻す権利をもつ」という契約書にサインをしている。ウェルズのオスカーは、それ以前に受賞したものだったが、一度無くしたことから1988年にレプリカをもらっている。その際にオリジナルとレプリカの両方で「1ドル契約書」にサインをしていた。