W・アレン、母国では無名?
ハリウッドで伝説的な存在と呼ばれるウディ・アレン監督が、「アメリカ国内には、ごくわずかの誠実なファンがいるだけ」と語っている。アレン監督の作品は、特にフランスでは、ブラックなユーモアと心理表現が絶賛されているが、それは母国アメリカには通じない様子。「ほとんどのアメリカ人にとって、僕は長いこと映画界にいて仕方なく知られている人間に過ぎない。新人監督はみんなマーティン・スコセッシに影響を受けていて、僕に影響を受けた人間なんて、見たこともない。特に気にしていないけど、それが事実さ」と語った。[パリ 9月2日]