「NYPDブルー」ならぬ「NYPDブラック」?
アカデミー賞でもジョークの的となったジャネット・ジャクソンの胸露出事件が「NYPDブルー」にも影を落とした。視聴者からの苦情に敏感になっている製作局は、番組内の僅か1.5秒のセックスシーンをカットしろと言い出し、これに対し、クリエイターのスティーブン・ボチコが猛反対した。「NYPDブルー」はアメリカほぼ全土で午後10時から放送されているため、性描写などには比較的寛容だった。しかし、一部地域では9時台に放送されていることがネックとなり、今回の騒動にまで発展した。結局、9時台に放送される地域では、この1.5秒のシーンの画像を暗くし、見難くすることで両者が妥協する形となった。マスコミは「NYPDブラック」に名前を変えたらどうかとジョークを添えている。