ロバート・アルトマン監督、アメリカ映画は「薄い」?
群像劇の名匠ロバート・アルトマン監督が、現在のアメリカ映画について「誰もが『リトル・ダンサー』のような作品を作りたがって、10代の観客を満足させる、野暮な物語を作りたがる」と語った。自身もバレエ映画『バレエ・カンパニー』を監督したアルトマンだが、「(『リトル・ダンサー』のような映画に)反対はしないし、素晴らしい作品だと思う。でも、その観客は主に14歳の少年だ。それなのにアメリカ映画はそんな表面的なことばかり真似て、どんどん薄くなっている。ヨーロッパ映画にはもっと良識があるよ」と語った。