金城武、3日間で生まれる愛を理解できなかった
盲目の踊り子と彼女をとりまく2人の男のかっとうを描いたラブストーリー『LOVERS』の公開を控え主演の金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウ、チャン・イーモウ監督、アクション監督のトニー・チン、音楽を担当した日本人の梅林茂がグランドハイアット東京で記者会見を開いた。
会見には600人を超える報道陣が詰めかけ、本作に対する関心の高さがうかがえた。全編、アクションが連続する本作で盲目の踊り子役を演じたチャン・ツィイーは「朝9時から夜の8時までみっちりアクションの訓練をしていたから、まるで学生にもどったようだった」と撮影当時を振り返る。金城武は「僕が3人のなかではアクションが一番ダメだったんじゃないかな。特に相手が役者だと怪我させちゃうかもしれないと思って、うまくできなかった。相手がスタントマンだとうまくできるのにね(笑)。だから監督に頼んで、役者とのアクションシーンは減らしてもらったんだ(笑)」と心優しい一面を見せる。
また、金城は本作のラブストーリーの展開について「3日間で生まれる深い愛を実感できなかったので、監督にいろいろと聞いた」と自分自身が短期間で人を愛した経験がないかのような発言。それに対しチャン・イーモウ監督は「愛に理由はない」と決めゼリフを言い放った。