ウォン・カーウァイ監督作、エジンバラ映画祭にも間に合わず?
エジンバラ国際映画祭のクロージング作品として上映が決まっていたウォン・カーウァイ監督の新作『2046』が、どうやら、上映をあきらめることになりそうだ。カーウァイ監督は何度も編集をやり直すことで有名で、この『2046』も、2003年のカンヌ映画祭やヴェネチア映画祭では上映が叶わず、「決して出来上がらない映画」と噂されていた。2004年のカンヌ映画祭では、リールの到着が昼間の上映に間に合わず、夜に特別上映が行われた。その後もさらに編集作業が進んでおり、映画祭関係者や配給会社は、「エジンバラでの上映がなくなるのは残念だが、アーティストはアーティストだから仕方ない。その代わり、最終的に出来上がったものは素晴らしい作品になっているはずだ」と語っている。