マイケル・ムーア、狙いはアカデミー賞最優秀作品賞とブッシュ落選
マイケル・ムーア監督が、来年のアカデミー賞ではドキュメンタリー部門にエントリーしない意向であることを明らかにした。ドキュメンタリー部門にエントリーした場合、最優秀作品の候補としてのアピールが弱くなるというのがハリウッドの通説である。そのため、ムーアは最優秀作品賞に焦点を絞り込んだようだ。
報道されている『華氏911』のTV放送についてはドキュメンタリー部門にエントリーして、ドキュメンタリーを放送した場合は受賞権利が無効になるが作品賞に関しては権利は生きている。
また、DVDも発売目前のため実際に放送するかどうかは未定だ。
『華氏911』がドキュメンタリー部門から外れることにより、他の人にチャンスを与えることにもなる。「一度もらったからもういいやと言っているわけではない。他にも注目すべき作品がたくさんあるから、そっちにスポットライトを当てたいんだ。僕にとっての本当のオスカーは、ブッシュ大統領が11月に落選することだけどね」とコメントをしている。