『アレキサンダー』、ギリシャで酷評
オリバー・ストーン監督の『アレキサンダー』が、偉大な王の故郷であるギリシャで公開されたが、その評価は厳しいものとなった。アテネで最高の発行部数を誇る日刊紙「タ・ネア」では、「コリン・ファレルは期待はずれだし、ヴァル・キルマーは片目のカウボーイみたいだ。アンジェリーナ・ジョリーは美しさばかり誇示して才能が出ていない」と酷評された。ギリシャでは、アレキサンダーがバイセクシャルであったことをストーン監督がどのように扱うか注目されており、ある弁護士団体は、もしもこの部分が目に余るようならスタジオを訴えると語っていたが、結局、「この映画はそれほど重要視するに値しない」と結論。このほか、「平坦な映画で、観客は苛つくこともないが刺激もうけない」など、厳しい評価が下った。[12月3日 アテネ]