ラース・フォン・トリアー監督、新作をやむなくカット修正
『ドッグヴィル』のラース・フォン・トリアー監督が、動物愛護運動家による圧力を受け、アメリカ3部作の2作目となる『マンダレー』(原題)で、ロバが屠殺されるシーンをカットした。トリアー監督は、ロバの死に対しては出来る限りの配慮をしたと主張しているが、映画に影を落とす騒動を避けるため、このシーンを全面的にカットした。この作品にはジョン・C・ライリーが出演予定だったが、動物保護への配慮から企画を降りている。トリアー監督は、「この映画の社会的、政治的内容は非常に重要なので、ロバ問題のために作品が拒否されたり無視されるのは悲しいことだ」と語っている。