『奇跡の人』のアン・バンクロフト、死去
1962年に『奇跡の人』でアカデミー主演女優賞を獲得したアン・バンクロフトが子宮ガンのため亡くなった。73歳だった。バンクロフトは、ブロードウェイで上演された「奇跡の人」でアニー・サリヴァンを演じ、トニー賞を受賞。映画版で再び同役を演じて絶賛された。しかし、彼女を最も有名にしたのは『卒業』のロビンソン夫人の役である。「私はいい仕事を随分としてきたわ。でも、みんな『奇跡の人』の話しではなく、未だにロビンソン夫人の話ばかり」と2003年のインタビューで語った。バンクロフトは『女が愛情に渇くとき』、『卒業』、『愛と喝采の日々』、『アグネス』でアカデミー賞にノミネートされた経歴を持つ。