高校生が3人以上なら映画料金1人¥1,000!7月から全国で実施
7月1日から高校生が3人一緒に映画館に行けば、全国、いつでも1人¥1,000で映画を観られることになった(同一作品を見る場合に限る。一部劇場を除く)。
これは「映画館に行こう!」実行委員会が記者会見で発表し明らかにしたことで、同委員会は第一弾として「夫婦50割引」を打ち出し50代の夫婦が映画館へ行くことを促進して来た。第2弾としてこの「高校生友情プライス」を2005年7月1日から2006年6月30日まで実施する。
10代の人口は約1,260万人。そのうち高校生は380万人(総理府統計局)。高校生の映画人口は全体の5%の約900万人と推測されている。また、昨年高校生に対して行った意識調査では「映画に対し特別な思い入れが乏しく、テレビで話題になった作品だけに目が向きがちで、ハリウッドスターへの憧れも薄い」といった傾向も明らかになっている。
映画業界はこれらへの危惧の念から次世代の映画人口を増やそうと今回のキャンペーンを打ち出したといえる。
また、映画振興の目的で筑紫哲也がすでに映画親善大使に選ばれているが新たに工藤静香が加わり記者会見の席であいさつをした。
欧米などにくらべても日本の映画鑑賞料金の高さは飛びぬけて高く、若い世代に負担であることは間違いない。今回のようなキャンペーンが今後もいろいろな世代に適用されることを期待したい。