意外にあっさり? アカデミー賞ノミネート会場に潜入!
ロス時間、1月31日の早朝、シネマ・コメンテーターのこはたあつこ氏が、「アカデミー賞プレスパス」を胸にかかげノミネート会場に堂々入場した。
会場はロサンゼルスのアカデミー事務局の2階にある、サミュエル・ゴールドウィン・シアター。中に入ると、世界中から集まってきた約430の記者団たちのために朝食ビュッフェが用意されている。カメラクルー、レポーター、記者。みな、それぞれ、機材やマイクの前でそれぞれが準備に忙しい。そして、時計がいよい午前5時30分(早朝)を指すと発表が開始された!
オスカー像が両脇に立つ壇上にロマンスグレイのアカデミーの会長が登場し、今年の司会者、アカデミー賞女優のミラ・ソルビーノを紹介した。すると、妊娠中のミラが登場。いきなり主要10部門のノミネーションリストの発表開始! 次々とスクリーンのノミネート作品や、人物が変わり、あれよ、あれよという間に、終わってしまった。全部で24部門あったのだが、あとの部門は資料配布となった。
途中、多少の歓声は上がったものの、アカデミー賞の授賞式自体とくらべて、かなりあっさりしたものだった。
しかし、その日のアメリカのテレビ、ラジオ、ほとんどの番組でノミネーションの結果をとりあげ、トークショーなどでは「どの映画が取ると思う?」と、普通に出演者たちが会話している。アメリカ人にとっては映画の式典アカデミー賞が生活の一部となっていることを実感した。(こはたあつこ:ロサンゼルス)