中谷美紀イジケ発言?「愛されたかったのに……」
不幸すぎる女性がヒロインの同名ベストセラー小説を映画化した『嫌われ松子の一生』の舞台あいさつ付き試写会が開催され、主演の中谷美紀、瑛太、伊勢谷友介ほか中島哲也監督ら総勢14名の豪華メンバーが登壇した。
本作のヒロインに惚れ込んで出演を決めたという中谷は、『下妻物語』の中島監督の元、監督の要求に応えようと必死に頑張ったが「わたしは凡才女優ですので、監督からは『女優なんか辞めちまえ! 役を降ろすぞ!』と言われ続けました。わたしは愛されたかったのに愛されなかった……」と切ない胸の内を明かした。
共演者の伊勢谷友介は「僕は監督から怒鳴られたこともなかったです。それが愛って言うのかな(笑)」と、監督と一緒に映画を作れた喜びをかみ締めていた。
キャストたちから監督へのグチや賞賛の嵐が吹き荒れる中、監督本人は終始うつむきながら神妙な面持ちで聞いていた。そんな監督を見かねた土屋アンナが「監督は本当はテレ屋でやさしいんですよ」と、フォロー。『下妻物語』以来お気に入り女優となった土屋からのコメントに、監督は「そうそう」とうなずきながら照れくさそうに笑っていた。
『嫌われ松子の一生』は5月27日より全国東宝系にて公開。
『嫌われ松子の一生』オフィシャルサイトkiraware.goo.ne.jp