二宮和也、クリント・イーストウッドにツッコミ
第2次世界大戦の転機となった“硫黄島の戦い”を日米双方の視点から描いた2部作『父親たちの星条旗』『硫黄島からの手紙』の製作報告会見が開催された。めったに会見に出席しないことで知られるクリント・イーストウッド監督を始め、『硫黄島からの手紙』で主演を務める渡辺謙、二宮和也、中村獅童ら6名が登壇した。
ジャニーズの人気グループ“嵐”の二宮和也は、イーストウッド監督の印象について「会う前は緊張していたけど、初めて会ったときクリントはピーナッツをぼろぼろこぼしながら食べていたんです。それを見て『あ、仲良くなれそうだな』って思いました(笑)」と監督の素朴な一面に親しみを覚えたエピソードを披露した。
自身の恥ずかしい行動を暴露されたイーストウッド監督だが、照れくさそうに二宮に笑いかけるだけで、気分を害してはいなかった。それどころか、監督は二宮をかなり気に入っているようで、会見中何度も二宮の顔を見たり、写真撮影の際には二宮とぴったり寄り添い、肩を抱いたりしていた。
また、日本キャストの全員が監督のことを「クリント」と名前(ファーストネーム)で読んでいたのも印象的だった。日本でこのように大先輩を呼び捨てにすることは失礼になりかねないが、外国では親しい間柄の証しなのか、監督と日本キャストがいかに打ちとけ合っているのかがうかがえた。
『父親たちの星条旗』は10月より丸の内ピカデリー1ほかにて公開。
『硫黄島からの手紙』は12月より丸の内ピカデリー1ほかにて公開。