自分の葬式に涙!アカデミー女優レイチェル・ワイズの告白
今年度のアカデミー賞助演女優賞を受賞したレイチェル・ワイズが新作『ナイロビの蜂』で自分の葬式のシーンに涙したらしい。
レイチェル・ワイズの役どころは、『ナイロビの蜂』では、冒頭何者かに殺されてしまう設定で夫や身近な人々から手厚い葬儀で葬られる。
葬儀に登場する聖歌隊は実際のキベラという町の女性聖歌隊だった。レイチェル・ワイズは、そのことにいたく感動したらしい。「彼らの生活の貧困ぶりを目の当たりにしてすごく、ショックを受けたの。でも、そこには歌も踊りもあるし、生活はとても生き生きと力強いと感じたわ」自分の葬式シーンという特別なシーンに対して彼女が感じたのは、アフリカに生きる人々の力強さだったらしい。
また、アフリカは自分の人生を変える経験だったとレイチェル・ワイズは告白。
「そこにいたすべての人間にとってそうだったと思うわ。わたしたちは景色や、動物や、野生の生物や、夜の星の驚くほどの美しさを目撃しただけではなかったの。スラム街の子どもたちが『ごきげんよう、ごきげんよう』といってわたしを歓迎してくれるシーンがあるけど、それは台本にはなく、そこに行ったときに偶然起こったことなの。何も持たない人々が、敵意や怒りなしにこれほどの寛容さと温かさを示してくれたことに全員が深い感動を覚えたと思うわ。今回のことで本当に人生を変えるような経験をしたと思っているの」
本作でレイチェル・ワイズはアカデミー賞という栄冠を手に入れ、社会的な人生が変わっただけでなく、内面でも大きく人生観が変化したらしい。
『ナイロビの蜂』は5月13日より丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系にて公開。
『ナイロビの蜂』公式サイト
nairobi.jp