12,000人がいっせいに阿波踊り?『タッチ』の犬童監督がさだまさしの原作に挑む
音楽のみならず、小説家としても『解夏』『精霊流し』など、すばらしい感動作品を世に送り出しているさだまさし。両作品とも映画化され、名作として日本映画史に、その名を刻んでいる。そのさだまさしの「眉山」(びざん)という母娘の感動小説が映画化されることになった。監督は『タッチ』『ジョゼと虎と魚たち』の犬童一心監督。同作のプロデューサー遠藤氏によると「犬童監督の描く物語の持つ透明感」に期待し、同監督が起用された。
「眉山」は母に反発を覚える娘が、母と父の秘められた愛を知っていく物語を軸に、眉山のふところで繰り広げられる人々との哀歓を情緒たっぷりに描く物語だ。
圧巻なのはクライマックスシーンの阿波踊り。熱気あふれる阿波踊りを再現すべく、12,000人規模のエキストラを使い、実際の阿波踊り会場である徳島市南内町の演舞場にて8月16日から、1週間かけて撮影が行われる。この撮影は、徳島市および県が全面協力をする。
キャストは現在調整中らしいが、さだまさしの原作と犬童監督の作風が融合し、12,000人の阿波踊りというダイナミックさも絡み、日本映画史に名を刻むあらたな名作が生まれる予感だ。
なお、阿波踊りのエキストラは現在募集中。
toho.co.jp
『眉山 -BIZAN-』は2007年春、全国東宝系にて公開。