柳楽優弥、長い沈黙……沢尻とのキスの味は「もも!」とひと言
最年少でカンヌ国際映画祭男優賞に輝いた柳楽優弥の新作『シュガー&スパイス ~風味絶佳~』の完成披露会見が行われ、共演の沢尻エリカ、夏木マリ、高岡蒼甫、チェン・ボーリンら共演者とプロデューサーの木村了氏、中江功監督が登壇した。
本作で話題になっているのは柳楽優弥と沢尻エリカのキスシーン。『誰も知らない』『星になった少年』では、まだあどなさがのこる少年の柳楽も、もう17歳。年上の女性との恋をどう演じたのか気になるところ。
中江監督の「演技の途中、演技の神様が下りてくる瞬間がある」という役者としての才能に満ちあふれた柳楽だが、普段は普通の高校生。記者会見で質問がふられてもほかの出演者のように冗舌なコメントは返ってこない。長い沈黙のあとボソッと一言コメントするのみ。
そんな中、やはり記者の質問は沢尻との「キスの味」。質問された柳楽は遠くを見つめ、かなり長い沈黙。会場の記者がしびれを切らし、ゴクンとつばをひと飲みするころに、いきなり大きな声で、ひと言「もも!」とのみさけんだ。そのあまりの天然キャラぶりに会場は爆笑の渦に!
夏木マリいわく「まるで、ドキュメンタリーのような演技をする、まれに見る才能を持った俳優」の柳楽には物ごとを“体裁よくとりつくろう”気配がまったくない。その人間性が演技にも現れ、こんな「演技をしてやろう」という邪心(?)は持たず、そのときのひらめきで演じていく俳優なのだ。“演技の神がおりる瞬間がある俳優”の言葉がよく理解できた会見だった。
『シュガー&スパイス ~風味絶佳~』は9月16日より全国東宝系にて公開。
オフィシャルサイトsugarandspice.jp