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黒澤清作品、深夜上映に800人! 葉月里緒奈も赤いヒールで登壇

第63回ヴェネチア国際映画祭

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黒沢清監督、葉月里緒奈、一瀬隆重プロデューサー
黒沢清監督、葉月里緒奈、一瀬隆重プロデューサー

 4日、黒沢清監督のホラー映画『叫(さけび)』が招待上映され、深夜のメーン会場「サラ・グランデ」に観客の悲鳴が響きわたった。

 同作品は役所広司演じる刑事が、赤いドレスを着た女性の水死体事件を扱って以来、そのドレスを着た幽霊(葉月里緒奈)が現れて精神的に追い詰められていくというもので、『呪怨』や『リング』などをヒットさせたJホラーの立役者・一瀬隆重プロデューサーが手掛けていることでも話題に。

 すでに世界33か国での公開が決まっている。この日の上映も、夜中の0時30分からという時間にもかかわらず、若者を中心に約800人が劇場に集まった。 

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 黒沢監督に「日本では珍しい神秘的な女優である葉月さんの幽霊役を何より僕が見たかった」と言わしめた葉月の幽霊役はハマり役で、彼女が叫び声を上げながら段々、役所に近づいていくシーンでは思わず「キャッ!」と声を上げた観客も。クライマックスシーンでは、恐怖のどん底に突き落とされた観客から拍手が沸き起こる一幕もあった。

 劇中の赤いドレスに会わせて、赤の手袋とヒールを付けて会場入りした葉月は「自分が皆を驚かしているのかと思うと気持ち良いですね。でも思いも欠けないところで笑いが(苦笑)。その感覚がちょっと分からなかったけど、深夜にこんなに観に来てくれてうれしいですね」と笑顔を見せていた。日本公開は来春。

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