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巨匠オリバー・ストーン来日!全米で観客が手と手をつなぎ合う現象が?

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人生いろいろあるよね?
人生いろいろあるよね?

 世界を変えてしまったあの9.11同時多発テロ事件から5年。『プラトーン』や『JFK』『ニクソン』といった強いメッセージを発する作品で知られる巨匠オリバー・ストーン監督が、家族のきずなを中心に9.11を描いた最新作『ワールド・トレード・センター』のプロモーションのために来日し、記者会見に登壇した。

 「今でも9.11のことを思うと胸が痛み、映画を観ると泣けてきてしまう」と語ったオリバー・ストーン監督。その様子からは、事件によって受けた衝撃と悲しみが、いまだに癒えていないことがうかがえた。それでも映画化を決意した理由は「9.11について最近では、政治的に、あるいは神話的に語られることが多い。アメリカは恐怖心から将来を暗く見つめている」と冷静に現在の状況を分析し、「実際にそこにいた人たちを通して、夢や希望を描きたいと思った」からだと語った。

 すでに本作を公開している全米では、劇場に足を運んだ人々が、自然に手と手をつないで映画を観ているという現象が起こっていて、「私は政治的だ、などとよく言われるが、そんなことはない。夢や希望もある作品を作っているよ。観た人同士が自然と手をつないでしまうような映画を作ることができてうれしい」と静かに喜びを語った。このほかにも、「ここ10年で、(確執のあった)父親の気持ちを理解できるようになった」と語るなど人間的に成長したことを告白した。

『ワールド・トレード・センター』は10月7日より日劇1ほかにて全国ロードショー。
『ワールド・トレード・センター』オフィシャルサイトwtc-movie.jp

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